かいごの基本 特養「排便取組3」
前回の続き
当時の排便コントロール方法
・玄米パウダー一日一回提供
・オリゴ糖を玄米パウダーと混ぜて提供
→この方法が効果があるのかどうかを調べるために一ヶ月止めたが、ラキソベロン液量は変わらなかった。
▶効果なし
何となくいい事と思って行い、何となく続けていた。
効果なかったと判断した。
便の出る条件
水分、食物繊維、少しの油
条件はほぼクリア。
蠕動運動、、、、、
気付いていたけど
できない、やらない?介護職
一ヶ月やってみた
■朝食後にトイレ誘導
・短い距離でいいからトイレまで歩く
・便座に座り、前傾姿勢(考える人ポーズ)
・腹部マッサージ(ゆっくりのの字)
朝食は3食の中で一番、腸を刺激する。
前日夕食から翌朝は何時間空いているか?
早出職員が毎日トイレ誘導
最初は成果がなかったが、、、、
■便が出る日も有る。
紙でお尻を拭こうとしたとき
肛門あたりが硬い、膨らんでいる。なにか違う!
膨らんでいるところを押してみた。
何と便が勢い良く飛び出した。
肛門マッサージと名付ける。
摘便は医療行為です。これとは違います。
■一ヶ月後の結果
下剤は全く飲まず。
便が3日に一度は出たと言うこと。
ラキソベロン液ゼロ滴です。
毎月100滴が0滴になりました。
これをどう考えるかです。
考察
便は直腸まで降りてきている。
お年寄りだから、気ばれない。
つまり腹圧が弱い。
肛門マッサージで便が押された。
このあと毎月継続しました。
この方法は万能ではないですが、
効果はありました。
これを期にトイレ誘導が始まりました。