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かいごの基本 ステップ1「異動直後の働き方」

 養護老人ホームでは、担当と言っても60人の入居者様に10人程の職員で勤務を回してましたので、介護度の高い方が多いユニットに職員が常に配置されるため、自立度の高い人の多いユニットには職員がいない時間があります。

 一方、特養はユニットには、入居者10名に職員が5人〜6人はいます。よって早出、中出、遅出、夜勤と1日4人います。 私の配属されたユニットは単独ユニットのため夜勤は10名を見ます。他ユニットは隣り合うユニット合計20人を夜勤1人が見ます。

 「移動距離短〜い」と言う感じでした。

■部署異動
・入居者もしくは利用者の名前と顔が一致するまで覚える事に集中。
・・配薬間違い、衣類間違い等の事故予防です。何より相手、お客様に失礼である。

・ユニットの備品の場所を覚える。
・・道具や介護等の在庫品の場所は必ず教えてもらうこと。一人の時に困るから。

・洗濯機、エアコン、換気扇、ピッチ、電話、パソコン操作、介護ケアソフトの入力方法
・・・機械等の使い方は必ず覚えておくこと。

■持っている武器
介護福祉士、認知症実践者研修終了
認知症実践者リーダー研修終了
認知症デイサービス経験、過疎地での介護予防デイサービス経験、養護老人ホーム経験
調理師免許取得

■排泄、食事、入浴、移乗 基本介助はできていることが前提です。

■手に入れたい資料
①ユニット業務の内容・・早出、中出、遅出、夜勤の時間軸の動きと業務役割表
②ユニット入居者の情報・・禁句事項(注意点、アレルギー情報等)、ADL、パッド、リハパン、オムツサイズ表

■目標 勤務毎の業務を覚える
・中出、遅出、早出の順番で覚え最後に夜勤を覚える。
①中出・・入浴、昼食、居室掃除、排泄介助、夕食をざっくり覚える
②遅出・・物品補充、嘔吐処理、緊急対応、発熱の対応、緊急連絡先確認、夜勤者への伝達事項のまとめ(水分量、食事量、排便、排尿情報、体調変化者、注意者等、明日の予定)
③早出・・夜勤者からの申送り確認、朝食、1日の予定確認
④夜勤・・センサー、コール対応の方法確認、トイレ誘導者、ポータブルトイレ設置者確認、夜勤時間の他ユニットの相談者確認、待機職員の連絡先確認、看取り者の有無と対応方法確認、
早出者へ申送り事項の整理、記録。

■早く覚える、慣れるための鍵
①挨拶と返事は大切です。コミュニケーション。
②資料、マニュアルは最初に手に入れ、もしくは 自分で情報収集する。そして先輩が行った手順をメモしておく。(排泄順番、起床順番等、聞けるなら理由、根拠)
③道具の場所は早く覚える。特に嘔吐処理道具、感染予防備品、
④食事介助、薬の与薬、排泄介助の方法は確実に覚える。 

■ケアと業務の違いを決めておく
 ▲ケア・・どの場面でもお年寄りと関わっているとき、見守りもです。
 ▲業務・・お年寄りと関わっていない時間。掃除、洗濯、ごみ捨て、パソコン打等。

ケア・・手間を惜しまない、効率化しすぎない
業務・・効率化推進必要、個別ケアや研修参加の時間確保出来る

■一か月以内に出来れば、後はお年寄りコミュニケーションや個別ケア、ケアブランの確認をして行きましょう。
チームの一人になることが大切です。

 


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