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かいごの基本 最期の迎え方

協力医療機関との年一回の会議でACPについて事例発表を依頼され急きょ資料作りし、15分間の施設看取りの話を病院関係者、施設関係者、地域診療所関係者の中でさせていただきました。


近年、よく耳にする言葉で

  1. 遺言

  2. エンディングノート

  3. livingwill

  4. 終活

  5. ACP

どう説明すればよいかわからないのですが、
1から4は自分が元気な時に、もしもの時に家族の負担を減らすためのもの。
今の自分の意思表示を知らせるもの。

ACPは、ADVANCE CARE PLANNING
「人生会議」とは、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の愛称で、自分がどのような医療を受けたいか、あるいは受けたくないのか、また、どこで人生の最期を過ごしたいかについて、自ら考え、また、あなたの信頼する人たちと話し合うことをいいます。京地域包括ケア推進機構より

https://www.kyoto-houkatucare.org/mitori/acp/

という意味であります。

施設と病院と家族等と一緒に本人の気持ちを大切にしながら人生の最期を話しましょうという会議です。

※間違ってはいけないこと
一度決めても、何度でも考え直しても良いものです。だからingと研修で言われました。時間をかけて話し合いましょう。

■特別養護老人ホームの実情
実は本人主体で最期について話す事は、難しく事案が少ないです。
なぜなら、施設入所される方の多くは要介護度3以上で、高齢で80歳以上で、ほぼ認知症の方です。

もちろん例外もあり、入所されている方の中には、ご家族も身元引受の方もいない場合は成年後見人をつけ、財産管理等をしていただくケースもあります。そうタイミングで大きな病気になったときの意思の確認をしていただくことでスムーズに治療方法などの根拠、方針が決まります。

珍しいケースですが、施設で暮らされている方でもしっかり終活されております、病気をきっかけに家族と最期のことを話し始められた方もいます。

■施設看取り
施設入所されている方の最期は、やはり家族が相談され決められる事が多いです。


自分の最期の話をするのは、家族から言われるより自分から言い出さないと、周りは言いにくいものですね。



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