かいごの基本 ケアの前に環境を整えておく
■ユニットリーダーさん、中堅職員さんへ
新人職員さんが半年経過して早出が1人でできる頃でしょうか。1人で働き始めると、色々なハプニングが起きます。
ペーパータオルがなくなる
パットの在庫が少ない。
車椅子のブレーキが効かない
枕の替えがない
夜間に嘔吐があり、ガウンの場所がわからない
仕事をしているとどんな事が起きているか分かりません。実務者研修の教科書に載っていないことが日々起こります。
■困らないための準備
・環境整備しておくと
掃除は毎日少しづつでも行いホコリをためない
床の食べ物かすはすぐに片付ける。
・道具の点検
掃除道具の有無と場所を決めておくこと。
車椅子のタイヤ、ブレーキ、肘置き等が清潔か。
洗濯機やエアコン、加湿器、利用者のコップ、歯 ブラシに黒カビか発生していないか確認し、定期的日頃から綺麗にしておくこと。1年間放置してはあとで困ります。
・消耗品の確保
毎日使うものは、早いとタイミングで発注し在庫確認しておく、特に感染対応の個人防護具。
・防災グッズ
ライトがつくか、いつもの場所に置いてあるか。
・急変時の対応グッズ
救急車を呼ぶ方法と各利用者の必要な情報がいつもと同じところにあるか、情報は最新か。
緊急対応マニュアル、フローチャート等を普段から見ておくこと。
▶私の職場では個人防護具の入った三段ボックスに駒(タイヤ)をつけてどこへでも動かせるようになっています。嘔吐対応場所、個室対応場所に使います。
■リスクマネジメント
各施設で建物、道具、備品は違うでしょう。
清潔維持とメンテナンスすることで、困った時にいつでも使える様にしておく方が大切です。
チェック表で管理すると抜けはなくなります。
■協力者
となりのユニットに連絡
上下階のユニットに連絡
宿直者に連絡
助けを求める事を当たり前にしておくと、新人さんは安心します。
大きな事故になる前に、リーダー達で考えましょう働きやすい職場。
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