かいごの基本 入退室の方法2
■再開の約束
入所施設では、何かケアをするためには、必ず必要な行動が、お部屋への入退室です。
入室は出会いです。別れは再開の約束をして別れましょう。
もう会えない、帰って来ない、置いていかれる
と、不安な気持ちにさせないことが大切です。
■退室する際は確認が大事です
ベッド柵 l字バー
ベッド高さ ギャッジアップ角度
センサーマット位置 音 反応 ナースコール
車椅子の位置 部屋靴の位置
窓 鍵 カーテン
エアコン 換気扇
部屋の電気
※湯たんぽ、クッション、ポータブルトイレ
※居室を出るときに忘れると事故、苦情の事案が発生することを知っておく事。
■再会の約束 優しい声掛け
いつでもお呼びください
近くにおりますよ
また来ますね
大丈夫ですか等
※認知症の方を不安にしない声掛けが大切
■その他
・退室する時間によっても注意するボイントが変わったり、施設の設備や個人の持物等でも変わるでしょう。
・想像してください。あなたが出たあとは、次の訪室時間は、何時間後?どんなリスクが考えられるか。
・私の経験では、夜勤時に真冬にカーテンはされていたが、窓の閉め忘れがありました。
・センサーマットがいつから壊れていたか知らなかった。機械は壊れます。毎回退室時に確かめましょう。
・ベッドを高いままで下げずに退室している。高いと転落時に大きな事故に繋がります。