寓話篇|アフリカの動物たちの話【新人読書日記/毎日20頁を】(21)
「ブッシュマンの民話」、101-120頁、読了です。
寓話篇には特徴的な動物たちが登場します。まるでカラハリ砂漠にいる様々な動物たちのイメージが紙面から立ち上がってくるようです。
特に私が面白いと思うのは、小鳥たちの話です。しつこい性格を持つカエンカエン(ムナグロハウチワドリ)の胸の黒い斑紋は季節により出たり消えたりするそうですし、グアェネ(アカガタテリムク)の目が赤くなり、金色っぽく見えるのは、首を絞められ、充血したためだとか。
また、ライオンやヒョウたちのエランドを食べ尽くした貪欲なハイエナを退治したクロオウチュウが、神話篇にも登場したように、ここでも、賢さの象徴とされています。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?