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「閨怨」と「女誡」・・・【新人読書日記/毎日20頁を】(48)
「中国ジェンダー史研究入門」、81〜100頁、読了です。
文学オタクの私は、第3章の章題、「中国の文学と女性」を興味深く感じました。本章では漢、唐、宋といった時代の文学作品、とりわけ詩句に登場するイメージにあらわれる「女性」と、文学に関わる実在する女性たちのお話が語られています。
作品に登場する圧倒的多数の女性のイメージは「閨怨」のようです。「閨怨」とは「男性に棄ておかれても彼を愛する」という「待つ女」のことです。本章に言及されている漢の有名な才女・班昭が書いた「女誡」が気になり、内容を調べてみたら、少し驚きました。「閨怨」を生む一つの原因と言っても過言ではないと思いました。