
進歩か後退か【新人読書日記/毎日20頁を】(66)
「中国ジェンダー史研究入門」、441〜463頁、読了です。
これで、全体を読み終えました。
コラム5では、セクシュアル・マイノリティをテーマとし、前近代から2000年後までの男女の同性愛について、議論しています。同性愛が一般的といわれる明・清時代もありながら、アメリカのドラマの同性愛に触れるシーンが全部消されてしまったのはつい最近のことです。世界中でLGBT運動が広く展開されている一方で、中国におけるセクシュアル・マイノリティの扱いは一体進歩しているといえるでしょうか?
歴史を遡って、ジェンダー秩序の変化から中国の変化を知る参考になります。私にとって認識が曖昧だった歴史もはっきりしてきて勉強になるところが多い1冊です。