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やる気は出させるもの?

こんにちは
共に心に火を燈す経営パートナー、共燈コーチルタントです。

やる気は引き出せるか?

自分はコーチングとコンサルをやっているので
よく知り合いの経営者やマネージャーの人から
「コーチングやってるんだから、
この人(やる気がない人)を
やる気にさせてやってよ」
と言われます。

結論から言うと、
自分からやる気を出したいと思っていない人に
コーチングしてもやる気は引き出せません。

少なくとも自分にはできません。。m(__)m

なぜならコーチングは万能ではないからです。
やる気は内発的に湧きあがるものです。
本人にその気がないのに、
外側からどんなになだめすかしても、
やる気は出てきません。

コーチングは
やる気や主体性を引き出す
環境や仕組みをつくることに長けた
体系的なコミュニケーション技術
と考えています。

「どんな時にやる気になっただろう」
「どうしたらできるようになるだろう」
承認、傾聴、質問などの技術を用いて
自身のやる気の仕組みに気づいてもらったり
上司であればやる気を出しやすい環境をつくる工夫
考えてもらったりします。

例えば、
声掛け、承認、感謝の習慣をつくる
自分の仕事の意義と社会的な使命感を共有する
1on1で何でも話せる場をつくる
など
実際に出てきたアイデアです。

ですが、
やる気のスイッチを押せるのは
当の本人か神様だけです。。。

やる気を出すか出さないかは、人生の責任

二宮尊徳の言葉を読んで妙に納得しました。

「太陽の徳は、広大なりといえども、芽を出さんとする念慮、育たんとする気力なき者は仕方なし」(二宮翁夜話)
ーーーーー
天地大自然の恵みは限りなく大きいが、それを受け止める側に、芽生えていこうという思いや、できるだけ大きく育っていこうという気力がなければ、どうにもならない。つまり運命は自分の責任であるということ

(致知2024年8月特集)

やる気を出そう、という思いや気力は
その人の人生の責任問題なのです。

やる気のない人のコーチングはやりませんが、
部下にやる気を出させたい、
という思いのある経営者や上司の方の
コーチングをやることはあります。
部下にやる気を出させたい、
成果の出るチームにしたい、
そのために自身がどうあるのか、
何をすべきか、

を考えることは
とても意味があります。

組織には思うように動いてくれない人は必ずいます。
自分は人生という観点で見た時に、
直面するその出来事は
自分の成長のための試練であると思っています。

「人を創るとは、荷として背負った責任だけがなせる業なのだ」

「生くる」執行草舟

背負った責任が重いほど、
「人」は創られると思います。


「やる気をださせたいんだ」
と本気で向き合うその方の試練に
陰ながら伴走することは
自分の喜びでもあります。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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