東京と京都のエスカレーター事情【京都移民日記】
東京では、エスカレーターは右側を歩く人のために開けておくことがマナーだった。子どもたちは右側に立つと「こっちによけなさい!」と怒られたりしてた。
京都では、特にそういうマナーはないような気がする。家族連れや友人同士横に並んで立っている。
よく考えたらエスカレーターを歩く人はルール違反なのに、なんでルールを守らない人のために子どもたちが叱られなくちゃならなかったんだろう。
それに、道を開けろと言わんばかりにプレッシャーをかけたり、しかめ面して「すいません」と言ってどいてもらったり、歩きたい人がやりたい放題だった。
京都ではそういう抜いたり抜かれたりのストレスはなく、ぼんやりとエスカレーターに運ばれている。周囲の誰もイライラしていない。あのイライラしていた環境は、離れてみるといったい何だったんだろう……
忙しい人が急ぐのはいいけど、そのために人に自分の都合を押し付けるのは良くないことだ。それなのに、忙しい人がイライラしていて周囲に自分の感情を押し付けている。東京はそんな街だった気がする。
……と全く他人事みたいに言ってしまったが、私自身も忙しぶってイライラした気分を撒き散らかしてしまっていた。あの頃ご迷惑をおかけした人には本当に申し訳ない。。。
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