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東京オリンピック~卓球混合ダブルス決勝戦での「笑顔」~

ハラハラ、ドキドキ。手に汗握る接戦だった。

昨日の五輪 卓球 混合ダブルス決勝戦。相手は、世界王者の中国。

いくつかミスもあり、日本チームは第1・2ゲームを先取されてしまう。しかし、第3ゲームから伊藤美誠選手が確実に応戦し、試合の流れが変わり、第3~5ゲームを奪った。第6ゲームは奪われたものの、最終ゲームは余裕でリードし、勝利!

日本卓球界初の金メダル!

今まで、卓球といえば「中国」というイメージが強かった。日本にとっては宿敵で、高くそびえているような「中国」チーム。しかし日本はこの常識、イメージを打ち破ったのだ。率直にうれしい。試合を見ていて、感激で涙すら出てきた。

試合が始まったころ、伊藤選手の表情はちょっと硬かった(ように思った)。体に少し力が入っている感じ。それが、うまく波に乗り始めてきたころから、笑顔が出始めた。この瞬間、「五輪という大舞台で楽しんで卓球をやっている」というメッセージのように思われた。水谷選手も、しっかりこのメッセージを受け取り、ラリーをつなぐ。

私は、どんな状況であっても「楽しんで」卓球をするという姿勢の伊藤選手の笑顔は、素晴らしいと思った。誰もが大舞台で緊張して当然。表情が能面のようになっても普通。でも彼女は、微笑んだ。「絶対に最後まであきらめない」という強い信念とともに。

この信念、不屈の心に支えられた伊藤選手の「笑顔」が、世界一という快挙を成し遂げた。

試合後のインタビューで、「最後まであきらめずにできて、すっごい最後まで楽しかった」と伊藤選手は述べている。

この一番勝負で「楽しかった!」と思える気持ち。ここに至るまでには、困難や悩み、やるかたない気持ちなど、いろいろあったに違いない。それでも毎日毎日続けた練習。そんな今までのプロセスが、あの笑顔、「楽しかった!」という言葉に込められているように思う。

優勝が決まった瞬間。満面の笑みの伊藤選手と水谷選手。本当に素晴らしい!20歳の若き伊藤選手が、五輪の決勝戦で見せた「笑顔」。肩の力が抜け、のびのびと時には鋭く、水谷選手とともに試合を、卓球を楽しんだ伊藤選手。どんなときでも最後まであきらめずに、「楽しむ」ことを教えてくれた伊藤美誠選手に、心からの拍手と、「ありがとうございます!」と言いたい。






#生活 #スポーツ観戦記 #五輪 #卓球 #混合ダブルス #伊藤美誠   #水谷隼 #金メダル #笑顔 #楽しむ

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