商売と人事の全エッセンスを詰め込まれた松本幸之助氏の「商売心得帖」を読みました!
皆様こんにちは!
Marketing-robotics株式会社でインサイドセールスを担当している、中谷です!
今回は柄にもなく、私が読んだ本についてご紹介したいと思います!
それは、経営の神様・松下幸之助氏著作の「商売心得帖」です。
それでは早速どうぞ!
■そもそもなんで読もうと思ったか
私がこれからお役に立ちたい企業の経営者が何を大事にしているかについて知りたかったためです。
そもそも私はなぜ「Marketing-robotics株式会社」に入社したのか。
それは私の伯父である親族が大阪で会社を経営しており、
その姿を直近で見てきたからこそ、モノづくりに長けた企業の
販売する力を底上げするお手伝いができればと思ったためです。
▼詳細:マーケロボ 採用ページ
実際に松下氏も製造だけなく、販売する点において
顧客を大事にされた人物の1人で、多くの経営者が彼を尊敬しています。
Panasonicが大阪発進の企業であることもあり、
特に関西では彼を敬う人物は多いです。
また松下氏自身も大阪の製造を行う企業の発展を心より願った人物の1人です。
企業の人材育成や会員間での交流を通じた研鑽を目的とした、
大阪府工業協会を設立され、現に会員数として1222社もあります。
しかし私はその松下氏の経営や商売といった物に対する考えを全く知りませんでした。
即ちこれは、自分がこれからご支援したい企業様がこれまでどういったお考えで
経営の手腕をふるわれたかを真に理解できないことに繋がると思いました。
私は松下氏の考えに触れることで、より多くの経営者に寄り添えれればと思い、
この本を読むことにしました。
■心得帖シリーズとは
この心得帖シリーズは「商売心得帖」「経営心得帖」「社員心得帖」「人生心得帖」の4シリーズから構成されており、松下幸之助氏の仕事・人生・商売に関する基本的な考えをまとめた物になっています。ちなみに今回私が読んだのが4シリーズの中で1番最初に出版された「商売心得帖」になります。
表紙は和紙の表紙でできた堅苦しい、あたかも数千ページからなるのではといったイメージの本ですが、どれも一冊200ページ前後で構成されており、何よりも松下氏の優しい語り口調で綴られており、非常に読みやすいです。一営業マンとして感じた感想として、非常に心地よくクロージングをかけてくるような文体です。
この心得帖シリーズに関して、素晴らしくまとめられていた記事があったので
詳しくはこちらをご参照ください!
▼松下幸之助.com 「心得帖シリーズ」
■本の内容について
本書のタイトルにもある通り、商売を行う上での心得が書かれています。
大枠の構成としては「商売の心得いろいろ」と「人事の心得いろいろ」の2つ。
具体的にどういった心構えでいるべきかということを、松下氏の実体験や
彼が印象に残っているストーリーを元に構成されています。
私は「笑顔の景品を」「魂を入れた値段であれば」「よしみを通じる」「好きこそものの上手なれ」という章が心に響きましたが、ここでの説明は割愛します笑
恐らくこれは実際の文章をご覧になられた方がビビっときます。
では私が取り上げたいのは、この本の大枠の構成面です。
先程も取り上げた「商売」と「人事」
今風?の言葉で置き換えると、「営業」と「人材」とい言い換えられます。
実際に株式会社野村総合研究所が行った
「中小企業の経営課題と公的支援ニーズに対するアンケート」の結果では
1番に「人材(人材の確保・育成・後継者の育成・決定)」、
2番に「営業・販路開拓(営業力・販売力の維持強化・国内の新規顧客・販路の開拓・海外の新規顧客・販路の開拓)」がきております。
この本が初めて出版されたのは2001年です。
それから丁度20年が経った今日で、テクノロジーも大幅に進化しました。
しかし松下氏が残した1番最初の基本的な心得は、今も多くの企業が頭を抱える「営業」と「人材」領域での話になるのです。
これが何を示すのか。
私はどれだけテクノロジーが先行した社会になっても、
それだけが解決することはないということを痛感しました。
弊社ではテクノロジーが発達していくことで、
人にしかできない仕事が生まれていくと考えています。
どれだけAIが発達していっても
結局営業を受けて受注を決めるのかどうかも、
採用面談を行って内定につなげるかどうかも、
決定を行うのは人間でしょう。
その世界ではスキルといったものが横行するのではなく、
”商売を行う上での心得”という物が何よりも大事になってくる。
商売に携わる者、全員が何か迷った時に立ち返る指針がぎゅっとされている。
そんな本のように私は感じました。
■最後に
この心得帖は後3冊続きます。
これから経営編に続きますが、人生編が特に楽しみ!
この本を通じてお客様に興味を持って、どういう考えに感銘をうけられたかのルーツを探る方が増えればと思います!!!
それでは良い一日を!
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