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カレーと並ぶ身近なインド要素⁉️七福神・前篇〜七福神は和製TWICE⁉️〜

はじめに

初記事らしく自己紹介した方が本当はいいのかもしれないけど、プロフィールに書いたことが今のところはすべてなので自分のことはおいおい語っていけたら。

というのも、昨夜2022年1月3日に講師をしているClubhouse『 #インドの衝撃 ( #インド大学 )』にて #七福神 の話をしたので、それについて松の内の間に書いておきたいので、

そうなると関東の松の内は今日を含めてあと4日しかない。3回に分けて書こうと思うので、そうなると自己紹介記事を書く間がないってことになる💦

ということで、早速七福神について。

昨夜話した内容はポッドキャストで聴けるのでよろしければどうぞ(約34分)

16箇所の七福神を歩いてみた

七福神に興味を持ったのは、3度目の緊急事態宣言が出て暇だった( #インド に行く人がいないので😭)2021年の5月にふと思い立って「新宿山ノ手七福神」を歩いてから雨の日を除いて半月ほど毎日都内の七福神を歩いた時だ。

お金かからず、密を避けて、歩いて健康になりそうだし、ってな感じで。

正月ではないし緊急事態宣言もあり大半が御開帳とかやってないので、ただ歩いて廻るだけ。

すると、地域によって微妙に祀られている神様のラインナップが違ったりするのだ。

廻ったのは以下👇

5.1 #新宿山ノ手七福神 …距離の割にアップダウンが激しい
5.2 #雑司が谷七福神 …ビルのオーナーが建てた像も含まれる都会派。寿老人の代わりに吉祥天
5.3 #小石川七福神 …男弁天・女弁天がいる
5.4 #日本橋七福神 …大黒ではなく大國神と書く
5.5 #深川七福神 …歩きやすい初心者向けコース
5.6 #銀座七福神 …現在はやってないので跡地を巡った
5.7 #下谷七福神 …三面大黒天がいる
5.8 #青山七福神 …現在はやっていないが布袋尊だけ石像が残る
5.9 #板橋七福神 …都内最長コース
5.10 #谷中七福神 …江戸最古といわれる
5.11 #隅田川七福神 …江戸時代から続く。白髭大神を無理矢理寿老神と解釈している。大黒と恵比寿がセット
5.12 #港七福神 …七福神だけでなく宝船もある
5.13 ☔️
5.14 #亀戸七福神 …大黒と恵比寿がセット
5.15 #浅草名所七福神 …寿老人と福禄寿が2箇所ずつで9箇所を巡る
5.16 #柴又七福神 …布袋尊がやたらデカい
5.17 #かせいチャン七福神 …寺社ではなく都立家政のゆるキャラが七福神に扮した像を巡っていく

16コース廻ってみると本当に色んなヴァリエーションがあって、どういうことなんだろうということでここから概説。

メンバー紹介

一般的な七福神は #恵比寿#寿老人#大黒天#毘沙門天#福禄寿#弁才天#布袋尊

この中で恵比寿のみが日本由来🇯🇵、

寿老人、福禄寿、布袋尊が中国由来🇨🇳、

大黒天、毘沙門天、弁財天がインド由来である🇮🇳ただし、大黒天は日本の要素もある(後述)。

覚え方としては恵比寿が日本だということをまず覚えたら、●●天はインド、それ以外が中国。恵比寿天とも言うんだけどね💦

3ヶ国から集まるという意味では韓国・日本・台湾からメンバーが集まるTWICEに匹敵する多国籍グループってことになる。

そして、先程も見たように七福神にはヴァリエーションが多数存在する。

特に多いのが寿老人と福禄寿は同一と見做し、代わりに達磨、稲荷、お多福など他の神を入れるやり方で、その中でも #吉祥天 を入れるケースが多くやはりインド由来である。

八福神としているケースもありこれも吉祥天が加わることが多いほか、

七福神でも弁財天の代わりに吉祥天が入ることがあり吉祥天は七福神のスーパーサブといえる。

ここで七福神+吉祥天のプロフィールを簡単に紹介してみる。

恵比寿🇯🇵

言わずと知れた満面の笑みを浮かべる漁業や商売の神様で、総本山の西宮神社を中心に関西では絶大な人気を誇る。七福神唯一の日本由来だが記紀に登場せず平安時代から信仰された。

寿老人🇨🇳

道教の神仙で11世紀の人物といわれる。長寿のシンボルで南極老人星(りゅうこつ座α星、カノープス)の化身。寿老神と書くこともある。

大黒天🇮🇳🇯🇵

ヒンドゥー教の最高神のひとつシヴァの異名マハーカーラの直訳だが、「だいこく」の読みから鎌倉時代に出雲大社の大国主と習合。それまで憤怒の表情で描かれていたが笑顔に変わった。シヴァ神の破壊と創造を引き継ぎ破壊と豊穣の神だったが、大国主との習合で豊穣のみが残り、大漁の恵比寿とのコンビで祀られることが多くなった。

毘沙門天🇮🇳

多聞天とも言われ、由来はヒンドゥー教の富と財宝の神クベーラ。別名のヴァイシュラヴァナの音訳が毘沙門。中国に伝わる過程で闘神となり、転じて日本では勝負事・出世に利益のある神となった。京都の鞍馬寺が信仰の発祥。

福禄寿🇨🇳

道教の三徳すなわち幸福、封禄、長寿を具現化した神で、中国では福星、禄星、寿星それぞれの化身がいたが日本では一体化した。寿星は南極老人星のことで寿老人と同一視される理由。

弁才天🇮🇳

ヒンドゥー教の女神サラスヴァティー。一般的な七福神の紅一点。芸能の女神である他金運のご利益もあることから弁財天とも書かれる。というかそっちが多い。インドの聖なる川に由来する水の女神でもあるため、日本でも島や池など水がアイテムになっていることが多い。また日本の宇賀神と習合した蛇の姿が多く、この場合男神化することもある。

布袋尊🇨🇳

7〜8世紀の仏僧契此(けいし)に由来。日本では鎌倉時代に禅画の題材から無病息災や商売繁盛の福の神としての信仰を集めるようになった。今となっては完全に生活習慣病の体型だけどね💦 弥勒菩薩の化身とも。

吉祥天🇮🇳

ヒンドゥー教の最高神のひとつヴィシュヌの妻ラクシュミーで、幸福・美・富の象徴。弁才天と混同され、弁才天に吉祥天のご利益が引き継がれていることが多い。仏教ではヴィシュヌではなくクベーラの妻とされていることから、日本でも毘沙門天とのセットで祀られていることがある。

七福神信仰の発祥

七福神信仰の発祥は室町時代の京都といわれ、平安時代に始まった大黒天・恵比寿の2神信仰から徐々に増えていった。

7神になったのは東アジアで7という数字が聖数であるからともいわれるが、中国では七福神と似たようなかたちで八仙信仰があり説としては弱い。それとは別に魏晋時代の故事に由来する竹林の七賢が元ネタという説もある。

古代インドの聖典『リグ=ヴェーダ』が7つの大河を示し、ヒンドゥー教にはヴァラナシなど7聖都の巡礼がある。7になったのはもしかしたらインドにルーツがあるのかもしれない。

今回はここまでっ‼️

次回は七福神信仰のルーツを書くのでお楽しみに✨

おわりに

続きはこちら❣️


ポッドキャスト版もあるよ‼️

1月11日火曜日の夜20:00〜、Clubhouse『インドの衝撃(インド大学)』にてこちらの話をします。打って変わってキリスト教や南アフリカの話になるけれど、お暇でしたら耳を傾けてください❣️



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