就活とーく・内定をいただいた後のこと。
私は、内定をいただいた企業がある。とっても素敵ない企業。その企業と両思いになれた時は、涙がこぼれるくらい嬉しかった。
今日は、その企業に内定をいただいた後に私の心が折れてしまって、就職活動のことを話したくなくなった出来事を話したい。
きっかけ
就職が決まって、直接会った人には、なぜその会社にしたのか、どんなことに惹かれたのか、人生をどんな風に過ごしたいと考えているかを伝えながら、私の働く場所のことを伝えていた。
けれど、ある日、私の心がポキっと折れてしまう出来事が起きた。それは、もう5年くらいお世話になってる人(Bさん)と、もう一人の友達(Cさん)と会った時のこと。Cさんとはカフェでコーヒーを飲みながら、働く場所のことを話したり、私がこれからどうしたいのかを話して、とても応援してくれた。
そのあとBさんと合流した。
「これからどうするの?」
「◯◯に内定いただいたよ〜」
「あ〜あそこね」
こんな会話をした。それだけしか、聞かれなかった。そして、明らかに会社への印象は悪そうだった。その時、私はとてもショックだった。会社の名前だけで良し悪しを判断されたことや、なぜそこを選んだのかを聞かれなかったことがショックだった。もちろん顔に出さないように頑張ってその時間をやり過ごした。
私が知っていてほしい人だけが知っていてほしい
私は、その出来事があってから、就職先のことを人に話すのが嫌になった。嫌だというよりか、私の選択が間違っている、と言われているような印象が残っていた。ずっと。3ヶ月くらい。言わなきゃ良かったと思った。
こういうことがあって、SNSとかで繋がる友達から「就職どうするのー?」と聞かれても、「また会った時に話すよー!」と返していた。スマホ越しで、その人がなにを思うか怖くなっていたから。それは、働く場所が恥ずかしいとか、変なところだからというわけではない。むしろ、逆にすごく悩んで悩んで、いろんな人に相談して出した答えだからこそ、この答えを大切にしたいと思っているから。その答えに辿り着くまでの道のりに私はとても時間をかけたから。
それからは、直接会った人たち、私が報告したいと思った人だけに伝えている。私の働く場所は、私が知っていてほしいと思う人だけが知っていてくれればいい。それだけで充分だ。
学んだこと
私はやっと、この事を言葉にすることができた。もう6ヶ月くらい経つのだろうか。この経験から、学んだことがある。
人がした選択の理由をきちんと問うことの大切さだ。選択の前には、たくさんの分かれ道があって、くねくねした道で悩みながら、最終的に出した答えが、その答えだから。その理由をきちんと聞いていくことが、一番大切なんだな。結果よりも、過程の方が何倍も、何十倍も大事なんだろうな。
大切な事を考えさせてくれてありがとう。あの時は、ショックだと言葉に出来なかくて、今更こんなことを書くなんて卑怯だなと思われるかもしれない。けれど、今の心の中を表現したいから、書き留めておく。
登って来た登山道を見返すと、しっかり歩いた足跡がついてるんだよ。だから、まずは前を向いて一歩一歩歩いてみよう。