優しそうで優しくないホワホワホラー
「ふんわり」「ふわふわ」「ふかふか」。
やわらかさ、あたたかさを表現する言葉たち。
で、「ほわほわ」というのを思い浮かべてから、あの曲の一節が脳内をリピートして困っている。
「ホワホワホワホワ はなこさ~ん♪」
かつて、『ひらけ!ポンキッキーズ』というこども向け番組があった。
いまの30代くらいの人なら分かるだろうか?
その番組内で放送されていたのが、ホラーアニメ「学校のコワイうわさ 花子さんがきた」。
このアニメのオープニングテーマが、脳内リピートしている。
子どもの頃はあまり気に留めていなかったが、改めて聴いてみると妙にクセになる。
子どものようなボーカルの声が特徴的。
歌詞もたまに何を言ってるか聞き取れない。
ホラーアニメなのに妙にサンバチックなリズム。
間奏で入るハーモニカのメロディーがノスタルジック。
なんといっても、繰り返される「ホワホワホワホワ 花子さ~ん♪」は耳に残る。
ライブだったら、そこは確実にコールアンドレスポンスのような感じになるだろう。
ちなみにホワホワとは、花子さんのパートナーであるホワホワした綿のような生物(?)である。
アニメの内容も、子どもが見ると結構トラウマになるものもある。
ホラーアニメなので、子どもの前におばけが現れたり怪異が起こる。
そこに花子さんが登場して、基本的には助けてくれる。
「基本的に」というのがミソで、そこには教訓的なものも実は含まれているのかもしれない。
オープニングの歌詞も「来たら助けてくれるよ」って、仮定形になってるし。
怖さ内容に対して、ホワホワは怖さを和らげるような緩衝材として語感がいい。
カタカナだとやや硬さもあるから丁度良い感じもする。
優しそうで優しくない、ホワホワホラーアニメ。
久々に見たくなってきた。
気になる方は某動画サイトなどで調べてみて下さい。
では。
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