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『創太郎の出張ぼっちめし』1-3巻 マキヒロチ
「ほんっと創太郎腹立つわ~」と思いつつ「でも男子ってこんな感じだよな」と思い、「でも悪気はなくてわかりやすい人かもしれん」と思い、「あんたしょうがないね!」と受け入れだした自分の変化に驚く。
創太郎は、ドラマにもなった女子の朝食マンガ『いつかティファニーで朝食を』の主人公にフラれた元彼である。出版社の営業で、顔はまずまず、オシャレで年収800万円だが、別にモテない。彼は全国の書店巡りに行っても名物を食べず、マックや牛丼といったおいしさが確認されたものしか食べないどうしようもない男である。それに私と同様憤った後輩女社員が「現地でおいしいものを食べろ、土産を買ってこい」と指示し、創太郎は各地の名物を食べるようになっていく。
土鍋で炊き上げる方じゃない宇和島の「鯛めし」、「ぺぺたま」で有名な福岡の「らるきい」、青森の海鮮市場などでおいしいものを食べていく。私がいつか体験したいと思ったのは九州の「おれんじ食堂」という食堂車の旅。社内での食事のほか、停車駅でカレーパンなどのお土産ももらえるそう。流しそうめんにも行きたい。
各出張のエピソードを後輩女子との関係の変化で繋いでいるのが良い感じ。それにしても創太郎は悪い人ではないけど、随所にイラっとポイントが仕掛けられている。作者もわかってるんだろうなあ。本当にこういう人いる。うまい。イラっとしつつもそれを上回る読み応え。
マンガ300冊到達。1冊目の記録が2017年9月23日なので、大体1年で150冊。財力があればもっといけるんだけどな。次の1年は年間200冊読みたい。
299-301 『創太郎の出張ぼっちめし 1-3巻』マキヒロチ
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