『愛情観察』相澤義和
とにかく女の子がかわいい。相澤義和さんの写真集。わたしがつべこべ言うのではなくて、まず相澤さんのTwitterを検索して写真を見てほしい。
おっぱいやパンツも「うわ、エっロ」と思うけれど、そんなことより女の子の表情が素敵で魅力的。全力で笑いすぎてブサイクな顔立ちになっているとか、無防備で天真爛漫なところ。ふっと気の抜けた素の表情。裸でベッドにうつ伏せの姿。それがかわいい。愛おしい。わたしの中の20歳くらいの男子が「やっべーまじ可愛い」と大興奮する。うっかりこんな女の子たちが近くにいたら、触れてみたくなる。そしてすぐに家か休憩に行きたくなると思う。エロいところも、表情も、仕草も女の子の魅力で、それが詰まっている。そういう要素が絡まり合って女の子を好きになるんだろう。
女の視点になると、こんな眼差しを注がれることが羨ましい。女を可愛くて、愛おしく思うまなざし。写真に撮らなくても愛情たっぷりのカップルや夫婦はこういう風にお互いを見ていると思う。愛情をもって見る人と、それを受け取りながら相手を愛おしく思っている人との関係。タイトルにあるように『愛情観察』。巻末に作家さんがコメントを寄せていて、相澤さんと会話した時のことが書いてあった。相手に一心に耳を傾けて、表情や仕草から読み取ろうとする集中力がすごかった、というようなことが書いてあった。興味がない人を観察なんてしないし、人は敏感だから、相手の軸が自分を向いているかどうか、そこに愛情があるかなんてわかってしまう。そして意識的・無意識的に接し方を変えていく。
同じ地球に住んでいても、相澤さんは魅力的な女の子がたくさんいる世界に生きている。それは相澤さんがそういうまなざしで世界を見ているから。
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