![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65328119/rectangle_large_type_2_8476b2e7d1a0d6395591066cdeaed9df.jpg?width=1200)
『台所のメアリー・ポピンズ』P.L.トラヴァース
シェパーズ・パイはどんなものかわかるようになったし、何なら自分で作れるようになった。でもランカシャー・ホットポットやヨークシャー・プディング、ハニー・ブレッドは未だによくわからない。
メアリー・ポピンズが東風にのって、桜町通り17番地のバンクス家にやってくる。バンクス夫妻は家を空けなければならなくなってしまったので、5人の子どもたちは一週間メアリー・ポピンズと不思議なゲストとともに自分たちで食事を作る。7日間のエピソードと、巻末に登場したイギリス料理のレシピが載っている。
大人になったので、バンクスお父さんがロンドンのシティーにある銀行で働いており、奥さんと5人の子供を養い、ばあやと小間使いを雇っているのは相当のお金持ちだな、と察しがつくようになったが、外国の食べ物がよくわからなくて頭の中であれこれ想像したり、メアリー・ポピンズやゲストの不可思議さにきょとんとするのは子供の頃に外国の本を読んだ時の気持ちと同じ。
『台所のメアリー・ポピンズ』P.L.トラヴァース
#台所のメアリーポピンズ #アノニマスタジオ #KTC中央出版 #本 #料理本 #読書感想文