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"Hoki"とは?(雨の春節 = imlekはhoki?!)


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中国大陸、台湾や香港マカオ、韓国だけでなく、世界のたくさんの国・年で春節が祝われていることと思います。東南アジアのほとんどの国でも例外ではありません。

インドネシア語では春節のことをimlekといいます。第2代スハルト大統領政権下で、中国語を含む中国文化は禁止されましたが、今では春節当日、そしてそれに関わる一連のお祝い事を、中華系インドネシア人の皆さんは家族・親戚としますし、ショッピングモールなどでも、ラマダンやクリスマスなどと同じように、春節も季節のもとしてディスプレイなど、真っ赤な飾りつけや干支のデコレーションが大きくされます。

そんなimlek, 前日からずーっと雨続きで、気温はジャカルタや私の住むブカシでも23~25℃くらいまで下がり、肌寒いです。また長時間降り続いた大雨で、各地で洪水となってニュースにもなっています。

このimlek は雨だと"Hoki" だとされています。(Hokiの意味はこれから説明しますね!)以前住んでいた住宅地ではお隣さんが中華系インドネシア人で、毎年春節の時には近所の人を招いて食事をふるまったり、小さい子供にはお年玉 (angpao)をくださっていました。


さぁ、ここで出てくる"hoki" と "angpao"は中華系インドネシア人はもちろん、そうでない人達の間でも今では普通に使われている単語ですが、元々はインドネシア語ではありません。かつてインドネシアに中国から渡った移民は、中国の南部からがほとんどですが、中でも福建から来た人たちもとても多かったようです。

2つの単語はどちらも福建語 (Bahasa Hokkien) 由来の単語です。

hoki = 福氣 、で幸運のことを表します。
angpao = 紅包、で赤いお年玉袋のことです。

これらの単語は、我が家のインドネシア人夫や子供たちを含む、私のまわりの人たちも、日常的によく使っています。

hoki に関しては、インドネシア語辞書(日本の広辞苑のようなオフィシャルなもの)にも載っています。

雨がたくさん降った今年のインドネシアの春節、2025年蛇年が "hoki" でありますように!!



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