
やらなきゃいけないことを無視してやりたいことを優先した話
私の仕事は家具職人、その傍ら移住先で歴史自然ガイドをしていたが、介護が始まりガイド活動は仲間の会員の活動報告を受けて、写真に言葉を添えてWEBのみ更新していた
今回の記事は、仕事復帰と自分磨きのために始めた資格勉強(やらなきゃいけないこと)と、ガイド活動(やりたいこと)の優先順位を変えてみたらバッチリ神経発達症(ADHD.ASD)が浮き彫りになった話を書いてみた。
私は自分が体験して自分で撮影して自分の言葉で書くタイプ、介護が始まり参加できなくなったため、仲間のレポートに自分がわからないこと調べて心を乗せて想像しながらまとめて公開する。
ネットが苦手な年配者仲間には知識を言語化する私をありがたがってくれるのは自己肯定感が低い自分を救ってくれるという逆にありがたい任務。
しかし、自分が今まで皆と一緒に実地検分して一緒に勉強して自分で撮影してナマの体験や感想を書いていたのに、
介護で離れてからはそこにいて体感していないことや人がまとめてくれたものを読む人にわかりやすく伝えてリライトするだけでは、現地の活動に加われない後ろめたさを感じてストレスにもなっていた
(コタツ記事ライターやSNSまとめジャーナリストにはなれない笑)
皆も得意じゃないし、WEB配信の重要性も低いからレポートもなかなか届かなくなり、自分からもお願いしにくくなり、田舎に帰りたい(移住先に戻りたい)のに帰れない、やりたい仕事ができない、介護もうまくできないといった悪循環で鬱がひどくなってからは一旦、ガイド活動のWEB配信も休んでいた
このままでは全てが惰性的になる!不登校の身内の子供達の何かの励みになればと、おばちゃんになってからでも新しい挑戦できるよという意味を込めて資格試験勉強を始めたら意外と面白くて勉強するようになった。
田舎に戻って家具職人とガイド活動をする未来を描きながら現実との差に憂いつつ、なんとかモチベーションアップにと資格試験勉強をしてもなんだか『やらなきゃいけない』という追い込みで、できていないことが苦しくなってくるし自己嫌悪になる。
本来やりたいことは木工ガイド活動のための地域学習。ただ、やらなきゃいけないのは自分が鬱予防にしようと決めたインテリアコーディネーターと二級建築士の資格試験勉強
だから地域学習のWEB配信も書きたいことたくさんあるのに、試験勉強してないからやってる場合ではない、と後回し。しかし勉強も気乗りしない…ルールを守れない自分はダメなやつだと自責で落ち込む。
結果どちらも進まない、何も結果が出ていないという悪循環。こじつけで決めつけたルールの試験勉強を辞めれないことが多方面で足を引っ張っていると薄々気づいたけど、気づかないフリしてカンフル剤みたいにしているのを認めることが恥ずかしい…
うーんうーん
この決めつけルール、自分でぶっ壊さないといけないかも…一度決めたやらなきゃいけないことに縛られ過ぎ!
結果どちらも進まないんだもの…やりたいことやろうよ私、いいよ、いいよ、ダラダラ悩むならできることして前に進もう、もったいないよ!
決めたルールは崩さない、達成できるまで遊ばない、人と会わない、食べないなど昔っから大体のことにゴールを決めて終わるまで休憩しない性分だったので
どんな仕事も向いてる向いてないを選択することもなく没頭してやり続けてきてしまった。ネットショップ構築時代が1番異常で毎日事務所のソファで2.3時間睡眠、休み無し。を何年も続けた。
その頃と比べると今は怠け者だと思ってしまうほど、『当たり前の作業量』が狂ってしまっている。
で、私は朝から晩までは木工仕事、早朝に勉強時間と家事というルーティンがある、その間に母のこと、週末は母のことと勉強と家事。遊びは一切無いし、人と会うこともない。
とにかく私は田舎に戻って家具職人とガイド活動復帰できるまでは他の楽しみや人と遊ぶなどの時間は作らないと決めている、というか他のことが出来ないのが正しい。
そんなこんなな自分は、去年ASDだと診断されてようやく納得している。
だからこそ決めたルールのやらなきゃいけないことに苦しんでるのにやめられないことも理解して、そんな自分と付き合ってきたけど、効率悪いし成果に繋がらないのにやり続けてやめられない損失もストレスになっておかしな状態。
ここ数日、私はルールを破っても大丈夫、やりたいこと優先にしていいよ、と強く強く強く強く強く強く言い聞かせて、
やりたいことのガイド活動のWEB編集をしたら、過集中勃発!仕事から帰った数時間と朝のわずかな時間を使って3日で30店舗ほど飲食店の情報登録ページが出来た。
そういや去年の春も試験勉強出来ないけどガイドページは短期間で60ページくらい作ったなぁ…未来のためになる目的があるから尚更夢中になれるんだろなぁ…
苦しくない、楽しい、時間さえあればもっとできる。気持ちいい、確かインテリアコーディネーター二次試験の製図の模写もそうだった。毎日3時間、休みは6-10時間くらい描き続けても苦痛じゃなかった。(早く描けないから試験はダメだった…)
私はやはり、介護が始まる前の田舎生活が心底楽しく夢中だったのだと改めて思う。『やらなきゃいけない』ではなくて『やりたいこと』『やりたいことの為に必要なこと』に没頭できていて精神的にも充実していたのだろう。
ただ、あのタイミングで介護が始まって生活が全て変わった経験は他者を思い遣るのに必要だったと痛感する。苦しかったから精神的に病んでADHD/ASDが発覚したし、過去の自分の動向やトラブルの答え合わせすると心底納得している
介護のこと、身内の子供達の不登校問題、手伝い先の木工所での人間関係の苦悩、自分の特性や欠点がたくさん見えた。やらなきゃいけないことからでも学びはあるし無駄ではない、
だけどやりたいこと、苦痛なくやり続けることができることを優先にして得意にするまで伸ばす方が成功するのだと改めて思う