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毎日食べるものですから

今日は、山形からワニさんにアイスコーヒーの淹れ方を習いにご夫婦がアトリエに現れる。いつもコーヒーを定期で買ってくださってるので緊張していたが、うちのコーヒーを優しく楽しんでくださってる感じがして、じんわりときた。

レッスンが終わり、ワニさんは池袋へ私は明日食べるためのパンを焼く準備を始める。朝チェックした時(5時ごろ)発酵が弱くてどうしよう(失敗したか?)と思ったが、もう半日寝かす結果にギリギリ焼いてもOKと思える馬力が出るだろうという塩梅だった。よって、形成に進むことに。

一次発酵というものは、小麦を酵母を使ってパンになる生地に変化させる重要な工程である。実は昨日焼いたパンは小麦のダマができていて(最初から小麦に問題があったのをスルーした結果)見事その部分はパンではなく白いダマのままで改めて一次発酵の意味を噛み締めた。

二次発酵はオーブンレンジに入れた時(焼く時ですね)パンをどれだけふくらませたいかということのためにする行為であり、焼成の勝負どころなので、ここぞ!まで育てて(膨らます)スパッとクープを入れて温めていたオーブンへ入れて焼く。

発酵しすぎていても発酵が足りなくても上手くいかないので、どうだ?と時間の経過とともに熱のすすみ具合に

ぷわーーーーーーー

と膨らむ姿が、思った以上に膨らんだ時、毎日口にするものだからこそ喜びは倍増である(えへ)

今日パンを売って欲しいと1度たべた人からラブコートが来た。リピーターが増えるたびに口角は上がり目玉は横にニヤリと動く。

小麦とモルト水と少量の塩とルヴァンの物語はシンプルなほど素材そのものの味わいがして生き心地がいい味がする。近々の目標は東京に暮らす友人に京子ちゃんのパンは趣味だからというセリフが糧だからになることかな。焦らず今はできることをコツコツと。5年後のことは誰にもわからないのだから。


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