コーヒーはムズカしい。
2022/1/10晴れ渡る空に強風がぴゅー。
朝6時に目が覚める。諸所あれこれ頭によぎることはあれど、焙煎家になる道の行末を考える。私は、面白いと思うことには猪突猛進だが、嫌なことは本当に全くできない。色んな意味で好き嫌いがはっきりしていて、そこが良いところでもあるが、さらに我慢強いときているので
出来るだけ我慢しよう
が、好きと嫌いの間にすっぽりハマることが時にある。大抵それは仕事がらみで起こるので焙煎を本格的に生業とするならば、一体どうなってしまうのだろうと考えると心が、ため息をついている気がする。
ワニさんと出会ってすぐの頃は、焙煎家の妻君として、(コーヒーに対して)必要最低以上のことが理解できなければならないと、それは、それは一生懸命コーヒーと中川ワニを学んだ。性格にな観察した。
淹れるだけでなく中川ワニが繰り広げる焙煎そのもの自体も、5年間記録を取り続けた。特に最初の3年は焙煎たるものを知るべく自らも焙煎なる行為になんどとトライする。(その場合は、ワニさんをアシスタントにしていた)
記録も綺麗に残しているのだが、当初、やはり、1番ショックだったのは、コーヒーの生豆自体はとても簡単に焼けてしまうということだ。
薄緑色の生豆は簡単に茶色いコーヒー豆に焼き上がる。
これは、見た目の話である。じゃあ、それが本当に(美味しい)コーヒーの味がするか?といえば、しないのである。ただ茶色いだけで、それをドリップすると茶色い液体が出来上がり、味のしないコーヒーみたいな色の液体になるだけである。
えええええ!
と、衝撃を受けたのを今でもはっきり覚えている。焙煎云々の前に味の良し悪しがしっかりと判断できるかが重要だと知る。なんとなく焼けちゃって、なんとなくコーヒーの味と香りがしてそれが美味しいなんて思い込んだら、大変なことになるところである。運良く、味がしないということの判断ができる性格で良かったと思えど、やっぱりコーヒーはムズカしいと知るに至るのである。
で、どうしたか?
で、どうアドバイスをもらったか?
で、私はなにをしたか?だ。