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協会の運営方法

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協会らしい集客の方法、会員コミュニティの扱い方、事務局の育て方など、協会運営にまつわるあれこれを解説。
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2023年12月の記事一覧

カオス的に考える

「カオス」という、数学の分野がある。 x の値がほんの少し違うだけなのに、y の値がものすごく極端に違ってしまう。 原因はほんの少し違うだけなのに、結果がおそろしく違う。 そんな関数のことをカオスという。 カオスはもともと数学用語だが、自然界にもカオスは存在する。 例えば湯を沸かすとき。 なかなか沸騰しないなと思いながら水面をながめていたら、突然ブクブクと沸騰した。 沸騰直前と沸騰直後の温度の違いは、実はほんの少ししかない。 沸騰直前の水にわずかな熱が加わるだけで、穏やか

協会の「誰に何を頼むか」問題

協会設立で頭を悩ます「誰に何を頼む」問題協会を作ろうとしたとき、協力を申し出てくれる人が何人も現れてうれしい反面、 「誰に何を頼むか」 「どう関わってもらうか」 を決めるのに悩むことがある。 たとえば、 以前から一緒に教室をしていた先生仲間 その教室に古くから来ている生徒 自分より目上の大先生 日ごろ世話になっている知り合いの社長 そのような方々が 「協会を作るなら、協力するよ」 と言ってくれている。 その申し出はとてもありがたいけれども、さて具体的に何を頼んだ

「現実感」があなたを推す

人は、 「どの場所に存在し、どのような雰囲気や感情、文化に触れているか」 よるするに 「まわりにどんな人がいるか」 によって影響を受ける。 予想以上に影響を受けるようだ。 わかりやすい例を挙げると、音楽家の家庭で育った子供は音楽家を目指しやすい。 音楽に親しむ度合いが多いのもあるが、音楽家になることに「現実感」があるという要素が大きい。 医師の家庭で育つと医師になりやすいのも世の中あるあるの1つだ。 ふだんから親の様子を見ているし、医師になることに「現実感」があるからでも