光は遠くに在ると云う
人は求める生き物で
ザルを抱えて旅に出る
知恵を積んだら先達に
偉くも無いのに仁王立ち
人も好さげに笑ってる
失くした牙を探すなら
断崖絶壁登るより
真っ逆さまに落ちてみる
千切れた心の様々に
色を置いては立ち止まり
今日の無限を見限って
世界の果ての音を聴く
光は遠くに在ると云う
それは届かぬ絶望で
光は遠くに在ると云う
僕は背を向け陰を見る
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール