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塗炭

誰も助けちゃくれません
艱難汝を玉にすと
虚脱片手にお慰み

越せない壁なら目を逸らし
苦労は買わずに横流し
欲しがる奴に売り払う

辛苦に染まった黄昏が
蝕むように浸食し
響く弔詩は微笑みに

黙して看取る月明かり
星の供物に燃え盛る
命があるならまだマシか

昨夜見つけた理解者も
所変われば聞き上手
助けを求める事もない

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール