テボリハ
傍目にゃぼちぼち幸せで
羨みやっかみ貰うほど
身の丈伸ばして優越感
渇いた都会の風に乗り
見下ろす夜景の煌めきが
望んだ夢だと諭す夢
仮想空間リテラシー
ハートの数だけ照らされて
同じ数だけ影になる
終わりが無いのが始まりで
情熱炎上大回廊
作為に満ちたドキュメント
生きる意味など看板屋
風雨に晒され立ち尽くし
塗り替えられても気も付かず
もはや死ぬしか無いと言ったとて
果たして希望か絶望か
そんなの知ったこっちゃない
そもそも世界はハリボテで
逆立ちしたって変わりゃしない
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール