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太陽

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壱貫亨司詩作集め
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2022年5月の記事一覧

ツバクラメ

六の字描いて風を切り 九の字描いて風に乗る あれは令和の若者だ 巣立ちの後の夏休み 咥えた羽…

壱貫亨治
2年前
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ヨロコビ上手

ちょっぴり照れ屋のお前さん 無邪気を頼って今日も行く 見て見て見ててとお前さん 評価の有…

壱貫亨治
2年前
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世迷言

夜明けの前に目が覚める おそらくそのまま寝ちまった だけども忘れたそのままも 飲み込む唾が…

壱貫亨治
2年前
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スパイク

チクチクプスリと忍び込む 正体明かさず情報戦 動脈塞いで詰まるまで チクチクプスリと紛れ込…

壱貫亨治
2年前
45

虹が降りてきた

低気圧の兄弟が はしゃいで遊んだ等圧線 雨に流れた午下り 空は青さを塗り直し 大きな虹が降り…

壱貫亨治
2年前
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時間をくれ

しくじってばっかし 馬鹿野郎を語るとしたなら 一晩じゃ足りない お陰で狡賢くもなるかもね …

壱貫亨治
2年前
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カミナリバイク

雨の隙間にオートバイ 路上に横たう水滴を 片っ端から轢きまくる 反撃喰らってびっちゃんこ 隣の町では稲光 カミナリ怖いと言っていた 僕はあの子の避雷針 電気ショックでやり直し 雨の隙間にオートバイ 濡れたグローブ乾くまで サイドミラーを覗き込む 過去の視線を振り切って

ウィークデー

ランチタイムのビルの下 小さな芝生の公園で バラけて黙って座り込む 月火水木金曜日 車が並…

壱貫亨治
2年前
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ハート

どうだい、ハート。 望みの、ままに、 他人の、気持ちをさ、 臭い、足先に、並べて、 やりたい…

壱貫亨治
2年前
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たまるか

いったいぜんたい自分のことなんて 誰もそれ程気にしているはずはない 劣等感の傷みに対するジ…

壱貫亨治
2年前
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日向ぼっこ

ボウフラダンスを朝食に メダカは卵を十五粒 腹に抱えて水たまり 夜露を集めて飲み干して 赤…

壱貫亨治
2年前
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キューブ

四角いボールをキャッチング 頭をぶつけて脳震盪 四角いヤカンのマネージャー 口を割らせる氷…

壱貫亨治
2年前
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