人間の「深み」を学べる映画10選
平日が勤務であった人も、
GWの後半戦スタートです!
この休みが始まる前日の夜が
1番ワクワクするんですよね~笑
共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨
教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌
どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
「飲み会に行かなければ嫌われる。そんな動機で行く飲み会は時間の無駄だから、映画の1本でも見て人間を学んだ方がよい」
20代の頃、
「心の師」と呼べる方から、
教えてもらったことです。
「人間を学ぶために映画を観る」
それまで筆者は、
そのような観点で
映画を観たことがありませんでした。
しかし、
よくよく考えてみれば、映画というものは、
世の際立った事実や体験がもとになっていたり、
一流の作家の頭の中を覗けたりするようなもの。
非常に濃度の濃い、
「人間を勉強する」ことができる素材です。
それ以来、そんな視点を大事にしながら、
映画を観てきました。
正直、
そこまでの数を見ているわけではないので、
メジャーどころばかりかもしれませんが、
「人間を学べる映画」
という観点で、
おススメ映画を記事にしていきます。
肩の力を抜いて、
ご覧いただければと思います。
(多少のネタバレはありますので、ご了承ください)
🎞️ショーシャンクの空に
絶対にどの方も候補にあげる映画だと思うので、
どしょっぱつでいきますね。
無実の罪で牢獄に入れられたアンディが、
自らの尊厳を取り戻していく物語。
どんな困難のなかでも
希望を捨てないことの大切さと、
友情がかけがえのないものであることを
教えてくれる映画です。
やはり最高なのは、
アンディが脱獄を成し遂げた後、
仮釈放されたレッドが
アンディからの手紙を読むシーン。
どんな苦境に立たされても、
「希望」を捨てない人間でいたい。
そう、思わせてくれます。
🎞️ギフテッド
元教師として、
やはり教育映画はあげておきたい。
ただ、この作品は、
そんな思いとは関係なく、
文句なしに素晴らしいと言える映画です。
母が自ら命を絶ってしまい、
母の弟であるフランクが
代わりに育てることになったメアリー。
そして、母親は実は天才数学者。
その血を受け継いでいるメアリーにも、
同じだけの才能が宿ります。
ギフテッドとして
特別な教育を受けさせようとする周囲の大人たち。
でも、母の願いは、
「娘には普通の教育を施してやりたい」
というもの。
そして、
メアリーの中での1番の思いは、
「叔父と一緒にいたい」ということ。
とにかくメアリー役のマッケンナ・グレイスが
可愛い+かっこよくて最高です。
才能。子どもの意思の尊重。愛。
それを全て含めて、
「教育とは何か」
を考えさせてくれる映画です。
🎞️アバウト・タイム
恋愛映画。
だけど、ヒューマンドラマ。
映画のサブタイトルは、
「愛おしい時間について」。
本当にサブタイトルがぴったりの映画です。
主人公であるティムは、
タイムトラベルを使えようになった青年。
その青年が一人の女性と出会い、
家族になり、子どもが産まれ、
親との別れの時を迎えていき・・・
そんなありふれた1つの人生を、
「時間を巻き戻す」という特殊性を踏まえながら
人生の素晴らしさを演出していきます。
この映画で非常に好きなシーン。
それは、
「毎日を同じようにもう1回繰り返す」
という時間の使い方。
1回目の時は、
緊張や不安で気付かなかった人生のすばらしさに2回目は気付くことができる。
店員と笑顔で交わす挨拶。
同僚の心を解きほぐし笑顔にさせること。
クライアントと仕事の成功を心から喜べること。
何気ない日常に
全ての幸せが詰まっていることを、
実感させてくれる映画だと思います。
🎞️キャッチミー・イフ・ユーキャン
筆者の好きな俳優は誰かと聞かれたら、
圧倒的にレオナルド・ディカプリオだと答えます。
彼の演技はリアル以上にリアルです。
演技がうますぎる。
ということで、
どうしてもレオナルド・ディカプリオの映画が
多く入ってしまいます 笑
この作品は、実話をもとにした映画。
天才詐欺師とFBI捜査官の、
職業の間柄を越えた人間愛を感じるドラマです。
父親の事業の不況、両親の離婚。
離ればなれになってしまった
父親を喜ばせたい一心で、
主人公フランクはウソを重ねます。
最初は、パイロットになったというウソ。
しかし、並みならぬ度胸と才能で、
いつしかウソで大儲けをしてしまう詐欺師へ。
そんなフランクを追い詰めていく、
トム・ハンクス演じるFBI捜査官カール。
年月を重ねるうちに、
カールがフランクの父親のようになる関係性が
描かれていきます。
最終的に捕まったフランクは・・・
このような実話が本当に存在したという事実が、
心をシビレさせます。
🎞️I am Sam
いや~泣ける泣ける。
知的障害をもつサムが、
自分の娘であるルーシーを
男手ひとつで育てていく物語。
たくさんの周囲の人間に助けられながらも、
ルーシーはサムのいっぱいの愛情のもと、
すくすくと育っていきます。
しかし、ルーシーの知能が
サムの知能を超え始めた時に、
児童福祉局がサムから親権を取り上げようと、
裁判が行われるようになってしまう。
相手の弁護士に追い詰められる中、
サムがルーシーへの思いを
精一杯語る言葉が胸を打ちます。
知性という面でルーシーに教育を施せない
サムが発するからこそ、
「愛に本当に必要なものとは何か」
を考えさせられる映画。
あと、ダコタ・ファニング演じる
ルーシーが可愛すぎです。笑
🎞️ペイフォワード
「ペイフォワード」
日本語に変換するならば、
「恩送り」。
恩を返すのではなく、
恩を次の人に渡していく。
やがて、それは多くの人を巻き込み、
世界を救うこといなるかもしれない。
社会科教師が出した、
「世界を変える方法を考えてみよう」
というビックな研究テーマ。
生徒であるトレバーは、
・受けた恩を次の3人の人物に渡す
・相手も自分も行うことが困難なこと
といったルールのもと「恩送り」をしていく、
「ペイフォワード」の方法を考案します。
そして、それを実証実験していった結果・・・
純粋な少年のピュアな願いが、
大きく世界を巻き込んでいく。
結末の是非が分かれる作品ですが、
衝動的に湧きあがる「人間の善意」というものを
信じさせてくれる映画だと思います。
🎞️ブラッド・ダイヤモンド
すみません、
また、レオナルド・ディカプリオです。笑
この映画が、
「人間としての深み」
を学べるかは是非があると思いますが、
筆者は世の真実を知っていることも、
深みを生み出す1つの要因だと捉えています。
街中の高級ブディックで売られているダイヤモンド。
その宝石がどれだけの人の犠牲があり、
どれだけの血が流れる中、
私たちの手元に届いているかという
現実を直視させられる映画です。
先進国のきれいな資本主義は、
このような国々の犠牲のもと成り立っていると、
深く考えざるを得ない作品。
そして、この映画の
レオナルド・ディカプリオの演技が、
マジでやばいです。
鳥肌が立ちました。
彼の演技力の真骨頂が味わえる映画だとも思います。
🎞️マイ・インターン
これはあらすじをさらう必要もないぐらい、
多くの方に見られている映画だと思います。
アン・ハサウェイとロバート・デ・二―ロの共演。
とにかく、このロバート・デ・二―ロ演じる、
シニアインターンのベンの人間的魅力が素晴らしい。
アン・ハサウェイ演じるジュールスが、
どんどんベンに尊敬の念を抱いていく気持ちが
よく分かります。
自分が70歳、80歳になったときに、
このベンのような人間になれているだろうか。
深い部分で人を思いやることができ、
機知に富んだ話ができ、
適切なタイミングで
相手の心をフワッと軽くする言葉を発することができる。
そんな分厚さや魅力をもつシニアに、
心底なりたいと思わせてくれる
作品だと思います。
🎞️オーケストラ!
もう・・・大好きな映画です。
これほど、クラシックの音楽で
感動した作品はありません。
かつては天才指揮者と呼ばれたアンドレは、
共産主義時代にユダヤ人排斥を拒み、
指揮者を辞めさせられます。
その指揮者が再びかつての仲間たちと、
あるバイオリニストと共演を狙って、
再びコンサートの舞台に立つ。
このバイオリニストのアンヌ=マリーこそが、
かつてオーケストラのメンバーであった
仲間の娘。
ユダヤ人の演奏家あり、
子どもだけでもと亡命させた
かつての仲間の忘れ形見。
その2人が共演し、
演奏を通してお互いの過去を感じ取っていく。
前半は少しスローな展開ですが、
暴力的な表現もなく、
コミカルな形で歴史的な背景をさらう。
そして、最後の、
「チャイコフスキーバイオリン協奏曲」
がとにかく半端じゃない!!
ここまで魂にまで鳴り響いて、
ロックの音楽よりも激しく揺さぶられる
クラシックは体験したことがなかった。
ボロボロ泣き出してしまうとともに、
思わず拍手をしてしまっていました。
今でも定期的に、
この演奏のシーンだけを何度も見てしまいます。
🎞️グッドウィルハンティング
これも超有名な作品ですね。
天才的な才能+幼少期の虐待のトラウマを
抱えるウィルと、
妻に先立たれた精神分析医ショーンの
心の交流を描いた映画。
精神分析医でありながらも、
時には汚い言葉を発するような
人間味溢れるショーン。
お互いに衝突しながらも、
心の深い部分で彼の傷みを感じ取っていることが
染み入るように伝わってくる。
ロビン・ウィリアムズ演じるショーンの、
愛と陰を宿しながらウェルを見つめる瞳から、
「人間の深み」を感じます。
ショーンのあの不思議な安心感と、
お互いを自然と尊重し合えるような雰囲気。
人間力の極みだと思います。
まとめ
紹介する度に、
それぞれの映画を一部分、
もう一度見返してみました。
やはり、
一流の映画は何度観ても涙が流れてきます。
GWの休み中に、
ほんのちょっと夜更かししながら、
じっくりと映画の世界に浸ってみる。
そんな過ごし方をしても、
楽しいかもしれませんね。
また、
何の縛りもなく純粋に好きな映画は、
別の機会に紹介できればと思います。
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「コメント」も残してくださると有難いです!コメントを読んだ方々が、より教育についての知見が深めることができる図書館でありたいと思います。
いつもいつも、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます!
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(2024.4.29~5.4)
📒→全員最後まで読める記事
📓→メンバー以外は途中まで読める記事
【月曜日】
📒なぜ国語のテストは難しい?グレーゾーン対応読解力向上トレーニング
【火曜日】
📓《人生①》今週の1冊 from library
📒卒業文集廃止にあなたは賛成ですか?反対ですか?
【水曜日】
📓あなたはどのタイプ?6タイプ別の伸ばし方の教科書
【木曜日】
📒人間の「深み」を学べる映画10選
【金曜日】
📓もしかして「何もしない=休息」と勘違いしていませんか?
【土曜日】
📓文章にもルックスがある/イケメン・美女的な文章とは?
📒ちょ・・・がんばったんで、見てってください。お願いします・・・
【日曜日】
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