【活動報告25 Ron & f ペアリングディナー】
2023年4月19日(水)
福岡県北九州市小倉北区にある
Bistro Chinese RON(ビストロチャイニーズ ロン、中華料理)様にて、
「第17回 ペアリングディナーイベント」を開催致しました。
毎月、定期的に開催させて頂いているイベントです。
今回は、
入江シェフの「ココロとカラダを元気にする中華料理」のコースに、
お飲み物は「ワインと日本酒」をテーマにペアリングさせて頂きました。
【第17回目のお料理とお飲み物】
最初のお料理は、「唐墨 山椒 米麺」と題して、
カラスミビーフンをご用意致しました。ビーフンにたっぷりのカラスミを仕上げにかけて仕上げます。このお料理は、山椒オイルをアクセントに使用しており、塩味と辛味がクセになる一皿となりました。
「おかわりしたい!」というお声も多く、人気の一皿でした。
お飲み物は、ロゼのシャンパーニュの
「NV ロゼ・ド・セニエ - シャンパーニュ シャヴォスト」をご用意しました。
明るい色合いのロゼで、やわらかい酸味とピュアな果実味が印象的な味わいです。
シャンパーニュとキャビアを楽しむイメージで、カラスミビーフンに合わせました。
山椒オイルのピリッとした爽やかな辛味も、ロゼの深みのある味わいで受け止めて、口の中を爽やかに仕上げたいと考えました。
2皿目は「平目 パプリカ」の一皿です。
平目をフリットにして、パプリカを使った黄色いチリソースをともに召し上がって頂きました。チリソースはイメージ通りのピリッとした辛味があり、食欲をそそります。
お飲み物は、
「2018 ミュスカ - ヴァンサン フライト」で、
フランス、アルザス地方の白ワインを合わせました。
ミュスカというブドウからつくられる白ワインは、辛口ながら余韻にやや果実の甘味を感じる味わいで、チリソースの辛味を包み込めるようにと考えご用意しました。
日に日に気温が上がる季節には、やや甘味を感じさせる白ワインをキリッと冷やして、食事のスタートに飲むのがオススメです。
3皿目は、「羊 トマト」で、
ラムチョップのチャーシューをご用意しました。
羊でつくるチャーシューは新鮮で羊が苦手な方も食べやすい味付けに仕上げました。
一緒に添えた北九州市若松産のフルーツトマトは、蜂蜜と桂花陳酒でコンポートにしました。そのまま食べても良いですし、ラムチョップと合わせるトマトの酸味と甘味が風味を豊かにします。
お飲み物は、
「ブラッドオレンジ (クラフトサケ) - リブロム」を合わせました。
福岡県の福岡市内で醸造されるお酒で、
日本酒のつくり方に、ブラッドオレンジの果汁を合わせ、
日本酒のカクテルのように楽しめる味わいの爽やかなお酒です。
日本酒が苦手な方にも楽しみやすい味わいで、ブラッドオレンジの酸味と日本酒の甘味とコクのバランスがよく、ラムチョップのチャーシューのような味がしっかりしたお料理を爽やかな仕上げてくれます。
次のお料理は、
ペアリングディナーの定番となっている春巻きです。
今回は、地元の渡り蟹を使った春巻きをご用意しました。蟹の身、味噌の風味が春巻きの香ばしさと重なり、味わい深い一品となりました。
お飲み物は、渡り蟹でしたので、日本酒をご用意しました。
「山本 純米吟醸 生原酒」は、クリアーな酒質で、日本酒らしい甘味とコクがくどくなく、口の中に吟醸の華やかな香りがぬけていきます。
やはり、渡り蟹の味噌の風味を考えると、あまり相性を難しく考えずに楽しめるように、日本酒をご用意しました。
次のお料理は、
「伊勢海老 九条葱 生姜」の一皿でした。
伊勢海老を生姜、たっぷりの九条葱、塩でシンプルに炒めた一皿ながら、
やはり伊勢海老ということで香り高く豪華な一品となりました。
お飲み物は、
「2021 ピノ・グリ - ファンキーシャトー」をご用意しました。
日本の長野県にあるワイナリーの白ワインです。
酸味はおだやかで、優しい果実味が、お出汁のような旨味のように余韻に残る辛口白ワインです。緑茶のようなほろ苦味、ややオイリーさがあり、海鮮の旨味と塩味ベースでシンプルに仕上げたお料理に寄り添うのではないかと考えました。
蟹や伊勢海老のような食材は、食べることについ土夢中になる、
あらためて魅力たっぷりの食材だなと、召し上がる皆様を見ながら感じました。
お肉料理は、
「豚肉 黒酢」を使った一皿で、宮崎県のおとめ豚を使った獅子頭(肉団子のイメージ)を黒酢ソースで召し上がって頂きました。
獅子頭には、豚肉と蓮根を使い、お皿にはゴボウのチップスやゴールドラッシュを添えました。
お飲み物は、
「2014 ラストー - ドメーヌ アフィラント」という
フランス、ローヌ地方のフルボディの赤ワインをご用意しました。ブドウ品種は、グルナッシュが主体で、1921年に植樹されたブドウ樹から収穫されたグルナッシュが使われています。
黒酢の酸味に甘味とコクのあるソースでしたので、赤ワインは果実味が主体で、ややスパイシーさが感じられる味わいのワインをセレクトしました。
また、今回は日本酒と相性も良い味わいのお肉料理だと感じましたので、
日本酒もご用意して合わせて頂きました。
日本酒は、「天賦 純米吟醸」とセレクトしました。
鹿児島県にある西酒造がつくる日本酒です。西酒造は、富乃宝山という芋焼酎で有名で酒蔵です。さらに近年ではニュージーランドでワインもつくり、さらにウイスキーもつくるという幅広い活躍をされている鹿児島を代表する酒蔵です。
黒酢ソースの甘味とトロリとしたソースの旨味とコクが、日本酒の甘味と旨味と相性が良く、ワインだけではなく日本酒との相性もお楽しみ頂きました。
次のお料理は、
「鶏 ジャスミン米」と題し、海南鶏飯(チキンライス)を召し上がって頂きました。たっぷりのネギソースとジャスミン米の相性がよく、最後までしっかりと皆様に召し上がって頂きました。
お飲み物は、先ほどの日本酒に福岡県八女の紅茶を漬け込んで、日本酒に少し紅茶フレーバーをうつしたオリジナルのお酒をご用意しました。
紅茶の渋味が日本酒にうつることで、日本酒の甘味がスッキリとします。ネギソースの味わいの余韻をスッキリと仕上げたいと考え、紅茶フレーバーの日本酒をご用意しました。
デザートは、アーモンドミルクでつくられた杏仁豆腐で、春らしく桜のジュレを添えて召し上がって頂きました。
お飲み物は、「極品 迎香20号」という台湾の新品種の爽やかな風味のお茶をご用意してデザートとお楽しみ頂きました。
お酒が飲める方には、「Tengumai Mead」という、アカシア蜂蜜を日本酒に加えてつくられた甘口の日本酒をご用意しました。石川県の車多酒造がつくるお酒で、「Mead」という蜂蜜酒です。
今回のペアリングディナーでも、
お料理や数種類のお酒を順番にお出しするため、お食事の間にリフレッシュできるように水出しの緑茶もご用意しています。
私の故郷である鹿児島県日置市にある春日園さんが生産されている「あさつゆ 有機栽培茶」です。
緑茶のほろ苦み、優しい甘味で甘すぎない味わいが、お客様からご好評頂いております。
ペアリングディナーを最後まで、無理なく楽しんで頂けるように、こうしたお飲み物も工夫しながら開催しております。
ご参加頂いた皆様、ロン様、ありがとうございました。
今後も、Bistro Chinese RON様でしか味わえない特別な時間になるように引き続き頑張ってまいります。
よろしくお願い致します。
次回以降の日程のご案内です。
「第 18回 Ron & f ペアリングディナー」
日時:2023年5月17日(水)
19時スタート
会費:¥22,000(お料理代、お飲み物代、税込)
会場:ビストロチャイニーズ ロン
「第 19回 Ron & f ペアリングディナー」
日時:2023年6月21日(水)
19時スタート
会費:¥22,000(お料理代、お飲み物代、税込)
会場:ビストロチャイニーズ ロン
「第 20回 Ron & f ペアリングディナー」
日時:2023年7月19日(水)
19時スタート
会費:¥22,000(お料理代、お飲み物代、税込)
会場:ビストロチャイニーズ ロン
ご予約は先着順とさせて頂いております。ご了承くださいませ。
ご予約が4名様となった時点で開催致します。
お一人様でのご予約も大歓迎です。
また、ご予約や内容についてのお問い合わせは、Bistro Chinese RON様、
または塚里にご連絡下さい。
皆様のご参加を是非お待ちしております。
f 代表
塚里恭平
ワインを日常に🍷