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【日記】12月9日〜12月15日

12月9日
日常に生きる
寒い。合間に待機時間が出来ると身体が芯から冷える。その結果、帰り道に具合が悪くなる。寒さ対策が必要な季節になった。

12月10日
日常に生きる
福袋450個製作。残り1000個。戦いは続く。

12月11日
日常に生きる
先週と同じく福袋用の重たいコートを二階に上げる作業が入る。人数を増やしても枚数も増えたせいで結局再びヘトヘトになる。

夜、The Broken TVのライヴを見に東高円寺へ。
2019年に積み上げてきたTBTVの全てを会場がぶっ壊れるくらいに高いテンションの演奏で聴かせてくれた会心のライヴ。
現時点でのベストみたいな贅沢なセットリスト&アンコール「弔いの歌」はまさに完璧な流れ。早くも2020年のTBTVが楽しみになるライヴだった。

終演後にフロアで出会ったばかりのTBTVファンの方々とお喋りしていると、ふとメンバーのタイチャンネルさんが話しかけてくれたと思ったら手を差し出され、ガッチリと握手。「色々とありがとうございました」と言われて何だかとても嬉しかった。

6月に埼玉県のイオンモールで開催されたフリーライヴイベントでThe Broken TVと偶然出会って瞬く間に大好きになり、そこからのライヴは全部見に行った。
自分の人生をガラリと変えてしまう、そんな素晴らしい音楽との出会いは文字通り突然やって来る。2019年の予期せぬ音楽の贈り物。

12月12日
日常に生きる
夜、カタカナのライヴを見に三軒茶屋へ。
濃厚な対バンが並ぶなか「やかまし屋」から「AM27:00」へ続く冒頭2曲で瞬く間に会場がカタカナの色に染まっていく。ところが直後に機材トラブルが起きてしまう。機材、というより会場の楽器メンテナンスの不備だったので少々悔しい。小さな部品が壊れてしまうだけでグルーヴが全部変わってしまう、それがライヴの怖さ。トラブルがあったものの、彼らの楽曲自体が持っている訴求力がフロアの人々をどんどん扇動していくのが伝わってきた。暑さのせいでミツビシさんは酸欠寸前だった、と終わった後に本人から聞いたのだけど。気がつかなかった。

来年でカタカナと出会って4年目になる。あっという間の日々。その間に見に行けなかったライヴは5本にも満たない。
一つのバンドをこれだけ長い間ずっと追いかけてきたのは初めてのことだったりする。今年のカタカナライヴはあと一本。

12月13日
日常に生きる
2日続けてあまり寝ていないのでボーっとする。でも楽しかったので気持ちは元気だ。が、行き帰りの電車で本を読む気力が無くなってしまうのが何とも悩ましい。
年始からのセールも近いので現行品は少しずつ売れなくなる時期になった。その影響で穏やかな金曜日になって助かった。

数日前に家のCDラックにあったglobeのベストアルバムを久々、というより初めてちゃんと通して聴いたところ、軽い衝撃を受けた。それからずっと聴いている。
「feel like dance」「SWEET PAIN」「Faces Places」「wanderlin' destiny」「Sa Yo Na Ra」「music takes me higher」「Love again」といった楽曲はどれも素晴らしいし、「FACE」は明らかにニルヴァーナやグランジに対する小室さんからのリアクションの曲だ。
小室さんらしい目まぐるしい転調と緻密に組み上げられたトラック、複雑な曲構成によって1曲の情報量があまりにも多すぎて聴き疲れてしまうのが難点。

1997年3月、当時発売されたばかりの「Faces Places」のシングルを買った。きっかけはテレビだった。それまでビートルズばかりを聞いていた自分にとって最新の音楽を聴くということは初めてのことだったので、酷くドキドキしながらプレーヤーにCDを置いた記憶がある。

12月14日
休養日。ひたすら休んでから散歩に出かける。

12月15日
以前、大変お世話になったカフェが年内でライヴ会場としての使用を終了すると知る。この10年の間に演者として何度も出演したし、2017年11月にはフリーライヴイベントを開催させていただいた。理由についてはまだ聞いていないけれど、思い出が沢山あるので少しだけ寂しい。閉店するわけではないけれど、ライヴをやらなくなると行く機会はなくなる。

今年がまもなく終わる、それはつまり2010年代が終わるということ。そのことに気づいて以来、この10年間について振り返る機会が増えた。

「思い描いた幸せは壊れたけど、気がつけば仲間もいて協力者も現れ、これが私の幸せかと目覚めた」

羽田美智子さんのこの言葉は偶然にも自分の2010年代を見事に言い表している。

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