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【日記】1月22日〜1月28日

1月22日
先週金曜日で最後かと思っていた事務所のレジェンドが今日も出勤。明日から旅行帰りの事務所のリーダーが復帰するので本当に最終日。
先週1週間お休みしていた配送さんも復帰して和やかな午前中になる。

そんな中でも事務所の"テロリスト"はまだまだ右も左も分からない新しい派遣さんに早口で何かを伝えると窓ガラスをピシャッと閉めていて、派遣さんも「なに喋ってるか分からなくて正直困るんすよね」と困惑するのみ。

夕方にかけて多忙。久しぶりに1時間半の残業になる。

1月23日
事務所のリーダーが復帰。早速フランス土産をいただく。フランスは治安が悪くてかなり怖かったとか。
引き続き午前中は新しい派遣さんに他の営業所への出荷を教えたりチェックしたりしつつ、自分の仕事を同時進行でこなす。あっという間に昼休憩になる。

午後、予算会議で課長が不在。本来なら課長にお願いしている商品の検品が出来ないまま残業時間は過ぎていく。埒が開かないので明日出来ることは明日にまわして帰る。自分が帰る頃にも会議は続いていた。

1月24日
寒さ厳しい朝。
翌日の出荷量が非常に多いために朝から慌ただしく動き回る。地道に作業していると他の営業所から商品が乱雑に入ったボックスが届き派遣さんが激怒していた。確かに自分の荷物には文句が多いのに送りつける荷物の汚さは一体何なのだろう。

夕方の慌ただしさは比較的穏やか。今週は自分の部署以外が定時上がりになる。
明日から2日間は新卒さんが不在。一番しっかりしている人がいなくなった事務所がどれだけ混乱・無法地帯化するのかを検証する2日間。

1月25日
疲れが溜まっているのか眠ったと思ったらあっという間に朝になる。
前日に"テロリスト"がクレームを引き起こしたことで朝から事務所は混乱。さらにこちら側もトラブルや突然の来客でバタバタ慌ただしくなって午前中から疲労。給料日ということでとんかつを食べに行き疲労の打破を試みる。
気合いを入れ直してとんかつパワーで午後を駆け抜けるも全く終わらず長い残業になる。明日は課長もいない日。果たしてどうなる。

そういえば事務所の新人さんはどんな時もコロコロ笑って愛嬌のある人という感じだけど、事務所内では指摘されたことに対して毎回反論するらしく早くも若干浮き気味だとか。

1月26日
疲れのせいか寝足りない朝。鉛のような身体を起こして朝の支度をする。外はキンキンの寒さ。

朝、いつものように作業をしていると今日は本社へ研修に行くはずの新卒さんがやって来た。何でも事務所のリーダーが体調を崩して病院へ行ってから出勤することになり、さらにもうひとり欠員が出てしまった。昼まで仕事してから本社へ向かうそう。
欠員、リーダーは具合悪しというズタボロな事務所で予想通り"テロリスト"がやたらと躍動。他の人に話しかけているのに何故か話に割り込んで来る、"私がやります"と言って間違えるなど。

一日中慌ただしくなり長い長い一日となる。途切れることのない多忙とここ数日の寒さのせいか何となく自分も本調子ではなく、帰宅してから温かいうどんを食べて風邪薬を口に放り込み素早く布団に入る。どうやら休養が必要のようだ。

1月27日
喉が少しイガイガする以外は熱もなく普通。というよりたっぷり眠って元気なくらいにまで回復。
今日は行くはずだったマッサージと歯医者さんは延期。久しぶりに完全休養日にする。好きなだけぐうたら出来るのは病人の特権、か。

ところが昼食を食べ薬を飲んで夕方まで強い眠気が続き眠気に任せて眠って起きたら何故か調子が悪い。異常な寒気に加えて熱もないのに身体がふわふわしたような感覚。急いでスマホで調べると風邪薬の副作用による低血糖症の可能性あり。すぐさま糖分を取ってジッとしたら良くなった。普段漢方薬しか飲まないから"眠くなるタイプ"の少し強い薬で身体がビックリしたのかもしれない。おとなしく休む。

1月28日
30時間ぶりに布団から出て買い物に行く。
先日新しい処方箋を出してもらったのでコンタクトレンズを買い、次に電器屋でワイアレスイアホンを買う。ワイアレスの両耳がそれぞれ独立したものは「いつの間にか落としたら嫌だから」という理由でずっと見送っていたけど時代の波はいよいよ自分にもやって来た。本体をタップして頭出しや音量調整をする仕組みは慣れるまで時間がかかりそうだけど高音質タイプを買ったのでこれから色々楽しみ。

イアホンどころかケースごと失くしそうで少し怖い

山川方夫「愛のごとく」を読む。先週読んだ群ようこさんの本に登場する著者にとって唯一の短編小説集。思春期男子ならではの複雑で目に見えるものに対する独りよがりな嫌悪感といった胸の内を見事に描いた「煙突」という短編が良い。この小説に登場する人物が皆、疎外感や"分かり合えないことを分かり合いたい"といった苦しみでもがいているのが印象的だった。

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