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Photo by
kyo_katarou
長谷寺に行って来ました
日記:2024年10月21日
鎌倉の長谷寺に行って来ました。
わりと好んで怪奇小説を読んだりホラー映画を観たりしますが、僕は超自然的な存在や現象を信じていません。
あくまで創作は創作。現実ではありません。そこはキッチリと区別した上で、小説や映画を楽しんでいます。
そんな僕でも、神社仏閣などの宗教施設に行けば、やはり敬虔な気持ちになって、少しだけお祈りを捧げます。
すると不思議なことに、心が洗われて穏やかな気持ちになる。
これって一体どういう心理現象なんだろう? と、帰り道を歩きながら考えました。
言ってしまえば、一種の自己暗示なのでしょうけど、少しだけ細かく考えてみたかった。
鎌倉の路地を歩きながら、
「多くの人々が敬意を持ってその場に来ている事が重要」
という仮説を立てました。
その場に居る大多数の人が、場所や建物、景色、仏像などの彫刻に対して静かに敬意を表している。それによって醸成される場の空気感のようなものが、心を落ち着かせるのかな、と。
そして「手を合わせる」「目を閉じて祈りを捧げる」など決められた手続きを踏むことで、自分もその場に敬意を表す。
客観的には、僕は目の前の仏像に祈りを捧げている訳ですが……実際には、その場で同じように祈りを捧げている多くの人々に対して敬意を表しているように思います。
たまたま同じ時間・同じ場所に集った他者に対する(僕自身の内発的な)敬意にこそ、心を落ち着かせ清らかな気持ちにさせる効能があるのかも知れません。
こんな事を考えながら鎌倉の路地を散策し、喫茶店で一服して帰って来ました。
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