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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ
映画館で「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」を観て来ました。
監督:近藤亮太
ネタバレ注意!
この記事にはネタバレが含まれます。
近くのシネコンでは上映していなかったので、県で一番大きな都会に行って来ました。
公開初日の金曜日、昼間の回を観ました。
お客さんは40人くらい。
パッと見、大学生~20代くらいの比較的若い男性が多かったです。
以下、感想。
面白かったです。
久しぶりの本格的な日本製心霊ホラー映画だったので、満足しました。
「本格的なホラー」とは、別の言い方をすると「純粋なホラー」の事です。
では逆に、純粋でないホラーとは何かと言えば、ホラー・コメディとか、ホラー映画あるあるをパロった作品がその代表例です。昔から人気があり、便宜上ホラー・ジャンルに分類されていますが、これらは純粋なホラーではありません。
昨今は、コメディ、パロディのみならず様々なジャンルを取り込んでホラーとミックスした映画も多い。
ジャンル・ミックスである事それ自体には、良いも悪いもないでしょう。
……ただ正直に言うと、僕の中に、複数のジャンルを掛け合わせて作られたホラー映画では満たされない何かが有ったのも事実です。
「純粋な心霊ホラーが観たいなぁ」と、いつも心の何処かで思っていました。
その点、この「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」は純粋に不気味さだけを追求していて、久しく味わっていなかった満足感を得られました。
あと、携帯電話の使い方が良かった。
個人的な意見ですが、これからのホラーに於いては、携帯電話を始めとするコンピュータ・デバイスをどう使うのか(あるいは使わないのか)って、割と重要になって来るように思います。
それと、2人組の主人公の一方が霊能力者であるという設定が、この話のキー・ポイントかも知れない、と思いました。
1つだけ難点を言わせてもらいます。
展開や登場人物の言動に飛躍を感じ、思わず首を傾げてしまった箇所が幾つか有りました。