ディメンシャ13
U-NEXT で「ディメンシャ13」を観ました。
監督は若き日のコッポラ。
プロデューサーは、「風の谷のナウシカ」がらみで悪名高いB級映画の帝王ロジャー・コーマン。
ボートに乗る夫婦の会話から映画が始まります。
奥さん役の演技が素晴らしかったです。
ルアナ・アンダース。
「イージー・ライダー」などにも出演しているみたいです。
1963年公開。
ヒッチコック「サイコ」の3年後かぁ。
1960年代~70年代初頭のホラー映画やスリラー映画を観ると、80年代以降に隆盛を極める「スラッシャー映画」の萌芽を感じます。
あらゆる芸術ジャンルがそうであるように、スラッシャー映画も突然に何の前触れも無く出現した訳じゃなくて、先輩たちの業績にアレンジを加える形で成立していたんですね。
話の運び方にギコチナさは有りますが、視覚情報の分かりやすさは流石だなと思いました。
時代もあるのでしょうが、エロ描写が今ほど露骨ではありません。
それでいて、ちゃんとエロい。
この角度から撮ればエロさが増す、という撮り方をちゃんと分かっているのも流石です。
70分弱の映画ですからサクッと見られますが、必ず観るべき名作・傑作という訳でもありません。
まあ、お暇なら観ても損は無いと思います。
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