『シビル・ウォー アメリカ最後の日』|2025:映画の記録 vol.10

(前回はこちら)
はじめまして、京です。
今日1月16日は「1(ひ)1(い)6(ろ)ー」でヒーローの日だそう。今年はほぼ毎日、MCUの作品についての記事を書いてるはずなのに、今日に限ってヒーロー映画ではない、シビル・ウォー。

さっそく今日も1日↓



『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

"リアルさとデフォルメが巧みな一作"

意外だったのは、作品全体の雰囲気。
おろらく緊張と緩和の使い方なんだろうけど、予告で感じた戦争映画というイメージよりは、ロードムービー的なゾンビ映画に近い雰囲気を感じる作品だった。

思ったより重くない(ラフに観れる)感じもギャップだったし、個人的には好み(後述するけど、巧みなデフォルメと線引になっているようで)。

そして、政治(ジャーナリズムも)。
まさしく少し前の大統領選の際など、しばしば話題に上がる日本とアメリカ(など世界)の政治への関心(タレントなどの政治的発言など)の違い。その危機感の違いを、この作品のように実際の戦いという形で大げさ(大げさではないのかもだけど)に描くことで、(日本ではまずないであろう)政治が明日の生死に関わるかも知れないという事実を理解しやすかった。

二分され戦うアメリカというのも、選挙の結果からも見られた、今の真っ二つに政治思想が分かれたアメリカの延長線上を見ているようで、嫌な現実みを帯びていた。(そのうえでお互いの政治思想に関して曖昧なのが、デフォルメとして巧みな線引きだと思った。)

少し気になったのは、音楽。
ややタイミングも選曲も歪さがあり、詞での選曲なら(詞がわからないのは自分に問題があるかもだけど)歌詞欲しかったかな。そうじゃないなら、どういう選曲なのか気になる(悪い意味じゃなく)。

あとはA24の見たいと思わせる映画作りに脱帽。
『ミッドサマー』に『エブエブ』、キャッチーと言うと、やや言葉足らずな気がする、けして万人受けを狙ってない(かなりショッキングな)作風の中で、ここまで人を惹きつける作品ばかりなのは凄いとしか言いようがない。


意識してなかったけど、今年はまだMCUとA24の作品しか見てないのか。あと主人公(どっちをそう取るかは難しいけど)見たことあるなと思ったら、『ロムルス』の役者さんか。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
70日目

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