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みんなの助け
こんにちは!きょうです😊
今回はビブリオバトルに引き続き、読書感想文を書いてみたいと思います!
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私は「一分間だけ」という本を読みました。
この本は主人公藍と、愛犬リラの愛の物語です。
私はこの本で人に頼ることも時には大切だということをまなびました。
この本の主人公、藍はファッション雑誌編集者でいつも朝早く会社に行き夜遅くまで働くような生活を送っていました。
その仕事の取材であるペットショップに行った時、藍は殺処分をされてしまうゴールデンレトリバーのリラに出会いました。
藍はどうしてもリラを買いたいと同棲している恋人の浩介に言い、リラの為に会社から遠いドッグランなどが近くにあるようなところに引っ越しました。
通勤にますます時間がかかりより一層忙しい生活を送っていた藍ですが、家でリラの世話や家事をしてくれていたのはコピーライターの仕事をしている恋人の浩介でしたが、仕事を生きがいにしていた藍は、平日もゆったりとドッグランでおしゃべりしている浩介やドッグランで知り合った有里の事を疎ましく感じ始めてしまいました。
私はこの疎ましく感じることにとても共感し、自分が何をすればよいのか分からない気持ちなんだろうなと思いました。
一方で浩介はだんだん有里に心を引かれ、好きになってしまい、そのことがばれて、藍と浩介は別れることになってしまい浩介は今まで藍と同棲していた家から去っていきました。
私がこの本の中で一番好きなところはこんないきさつで別れてしまった二人がどちらがリラを引き取るかという問題を抱えている部分です。一度決まったことになんとなく納得がいかない、モヤモヤする感じが心の中に残っていた藍はこの部分でリラの思わぬ行動のおかげでもやもやが吹っ飛び人生の再出発を迎えていました。その場面のリラの行動や藍の考えに驚き、考えさせられました。そしてリラと藍の愛に感動しました。
しかし、リラは癌が侵されてしまい思ったようにうまくいかない日々が始まりました。
余命宣告をされたリラに会社を休めず忙しく働く藍は申し訳なく思い、生活に苦痛を感じ始めました。
心が限界だった藍ですが
「人を頼ってはいけない」と思っていた所から、浩介が看病のために戻ってきたことを機に、
「人に頼ることも時には大切だ」と思えるようになったのです。
いろんな人の助けを受けて藍は少しずつ、成長していきました。
決してハッピーエンドとは言えない終わりですがいろんな人に支えられて最期を終われたリラを誰よりも大切に思っていた藍に感動する物語でした。
私はこの本から本当につらい時は人を頼ってみんなの助けを受けていいんだということを学びました。本を通して生活の中で辛いことを乗り越えていく藍と支えてくれた人たちからもそのことが伝わってきました。
感動して学ばされる物語でした。