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同年代の熱量いっぱい浴びたい

画家、レコード、未完の絵画…
ときめくモチーフがいっぱい。
超お久しぶりです。キャノです。



今回は、フォロワーの立瀬さんが演出・脚本を務めていらっしゃる、

劇団CanVasさん2022年秋公演

『未完・少女と満月』


をオンライン配信で観劇いたしました。



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【キャスト】
画家/青年:やまなかはる
少女:水宮凛
影:青空

【スタッフ】
脚本・演出:立瀬
音楽:emiglia

(敬称略)

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以下、私の感想です。
オンラインアンケートも送らせていただきましたが、そこには書けないような私のうるさめの呟きも交えてお送りします。


それでもお付き合いいただける方は…
どうぞ!





まず思ったのは、皆さん語りがとってもお上手だということ!
喋りのお芝居がとってもお上手。
抑揚が自然かつ魅力的で、物語に引き込まれました。

客席を巻き込んだ語りから始まるオープニングも素敵。ダンスナンバーに繋がるのもドラマチックな演出でした。
青年が少女の手を振り払い影の持つ絵筆に惹き付けられるのが、なんとも意味深で、おおお…となりました。

舞台に一人残される青年。
この男、とてつもなく好みです。

少女が登場するまでしばらくの間の青年の一人芝居、大変だったろうと思います。これだけの長い間一人で舞台を回せる力がすごい。
想像しただけで鳥肌が立ちます。
私なら絶対やりたくないです。

「満月だ…気がつかなかった」の笑顔
からの、
絞り出すような「駄目だ、描けない!」
振幅。すごい…

わ!歌った!イケボだ!好き!!(秒速)
劇中にも登場するピアノソナタを思わせるピアノのコード進行がエモすぎる。

酒でODぶちかますところの「自分に否定されたから、とか」二回目観劇からの深さが違う。
「もう引き返せないぞ、このまま真っ直ぐだ」なんかこの台詞とってもとっても好きです。倒れ方までイケメンなのか。


少女の可愛すぎる起きてコール、一瞬で
「この子好き!!!!!!」
ってなりました。
可愛い可愛い可愛い、白いふわふわドレスも仕草も表情も全部可愛いです!


「大人にはいろいろあるんだよ」
えっこれやばない?10回リピートした。
台詞の端々の抜き方というか息づかいというか、イケメンすぎますよね…


「君は、俺の何を知ってるんだ」
「なんでも!」
可愛すぎた。
キラキラのエフェクトが見えました。
カメラからは見えない少女の笑顔をあの至近距離で真正面から食らった彼の気持ちを想像すると…にっこりしてしまいますね。


「困ったなぁ」の足ぴょん、これは罪。


踊る少女を見て青年が思わず筆を取るシーン、とても素敵でした。
アン・オーで立つ少女の手が満月のよう。
青い照明に照らされたシルエットも美しく…
入れ替わるように登場する影の佇まいが、不穏だけど魅力的でした。

ここまでしばらく少女と青年のやり取りにニコニコだったので、真っ黒な影が登場したとき思わず、
うわ…この人(人?)もいるんだった…
忘れてた…

となってしまいました(笑)

やめてー!不穏にしないでー!
ずっとこの可愛いやり取りを見せてくれ…



「俺のことを一番よく知ってるのは俺だよ!」のときの少女の表情。
二回目観劇以降、つい見てしまいますね。


ちゃんと全員追い出すまで感情を爆発させずに抑えている青年、いい人だな。
私ならその場でキレてる。


三人で歌うこの曲が好き。
超かっこいい。名曲。私も歌いたい。

えーーー少女ちゃん、ほんとは歌がうまい!
あのFly me to the moonはなんだったのか。
透き通った歌声がとてもとても美しいです。


ピアノソナタの和音が不穏になるタイミングと青年が倒れるタイミングが完璧。
とても好きな演出です。
オリジナル作品にクラシックを合わせるのが個人的にとても好きなのですが、音楽とお芝居が連動しているような、こういう細かな演出にしびれます。

三人の関係性がずっと不思議だったのですが、なるほどそういうことだったのか。
青年を両側から見つめる二人の表情が優しくて涙が出ました。
人が悩んだときに頭上に浮かぶ天使と悪魔のような。お衣裳の白と黒のベールは対になっているのかしら。


青年に手を伸ばそうとしてやめる影さん…
難しい立ち位置の役柄かと思いますが、ここぞというときに効いてくる存在でしたね!


YouTubeでも公開されていた楽曲『キャンバス』は劇団テーマソングですか?
そのぐらいぴったりで、メッセージ性の強い歌詞。
この先も歌い継いでいってほしいです。
CanVasさんにしか描けない作品を舞台というキャンバスに描く、ということかなと感じました。

↓楽曲公開動画はこちら↓



ラストは綺麗に終わって安心しました(笑)
これで絶望エンドだったらどうしようかと…

絵を描く青年と両脇の二人、
ラストカットがまさに絵画のように素敵で、心地好い余韻に浸れました。




この作品に最初に興味を抱いたのはフライヤーのビジュアルを見たときで、一目で
「あっこれは好みのやつ」
と思ったのを覚えています。

タイトルもコンセプトもストーリーも好み。
キャストさんのビジュアルもド好みでした。
ライトに飾られたレコードを絵画に見立てたお写真、素敵すぎます。観劇後に見るとまた印象が変わりますね。


その後に公開されたお稽古動画を見て、楽曲の美しさにもとても惹かれました。
この曲は、全編を観劇した今でも一番のお気に入りです!

↓お稽古動画はこちら↓



あともう一つ、
これは個人的なことなのですか、
私はIbというゲームがとても好きで。
絵画や画家など、それを思わせるような言葉や雰囲気があり、私の好きセンサーが反応したのだと思います。
立瀬さんもIbお好きなのかな?もしそうだったら語りたいです(笑)


同年代(たぶん。違ったらどうしよう)の方々のオリジナルミュージカルを観ることができて、とても嬉しいです。

距離の壁さえなければ、確実に足を運んでいたと思います。まさか配信があるとは思っておらず、粋な計らいに感激しました!

オリジナルで作品を作るという熱量に圧倒され、刺激を受けました。


いいなぁ、すごいなぁ。パワフルだなぁ。
憧れてしまう。

素敵な時間をありがとうございました!
これからの活動も応援しております。






おまけ

申し込み時にとても真摯な神対応をしていただき、観る前から感激しました。

それに対して私は、お申し込みフォームのメッセージ欄で立瀬さんを誤って呼び捨てにしまったのではないかと気になって気になって仕方なくて…

メールでやり取りしていたご担当者様からの返信がこちら。

こんな馬鹿っぽい問い合わせある?
とっても丁寧にお答えいただき大変お恥ずかしい。

ほんとすいません。
ありがとうございました…



キャノ

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