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小学生の息子の学校でオンライン授業が始まった話。

私には小学4年生の息子がいます。
9月から2学期が始まるというところで、緊急事態宣言が出ているということで急遽オンライン授業をすることになりました。

実際の運用としては、クラスを半分に分け、一日おきに登校。
要は、クラスの半分の生徒がオンラインで、子供から見ると、一日おきにオンラインを受ける、ということになりました。
ただし、家庭の事情でオンライン参加が難しい子供もいますから、そのような場合は登校する、となっています。
半数は登校しているので、そういう対応もできる、ということですね。

これは急遽決まったことのようですが、息子の学校では昨年時点で全員にiPadを配布していたため、対応ができたようです。

そのiPadは、今まで学校でプログラミングをやってみた程度で、家に持って帰ってくることは無いですし、そこまで頻度高く使っていなかったようです。

しかしここにきてそのiPadが活躍することになったわけです。

昨日、学校からiPadを持って帰ってきて、本日からオンライン授業が始まったので、どういった感じだったか共有したいと思います。

どんな端末??

iPadが配られた、ということは知っていたのですが、実際どんな感じなのか知らなかったので、興味を持ってました。

まず本体。

無印iPad第8世代でした。我が家のiPadは第6世代で画面が9.7インチだったのですが、こちらは10.2インチ。

見た瞬間「大きい!」って思っちゃいました。
今までこの違いを魅力に感じたことはなかったのですが、目の当たりにすると欲しくなりますね(笑)

そしてタッチペン。

なんと、先端がモフモフのやつでした。
息子に「このペンを何に使ってるの?」と聞くと、「漢字練習したことある」と言うのですが、さすがに太すぎやしませんか?と。

家で息子はApple Pencilの代替品を使っているので、学校でモフモフペンを渡されたときは「コレジャナイ感」があったとのことでした。

でもApple Pencilは高いし、代替品を学校が買うってのもちょっと不都合ありそうだな、、、と思いました。

あとは背面保護ケースがついていました。
それをダイソーのクリアファイルケースに保管していました。
以上が配られたもの。

こんな感じなんだーと思ってネットで調べてみましたが、業者によっていろんなパッケージを用意しているんですね。キーボードケースにしているところ、別でキーボードをセットにしているところ、など。。。
もしかしたら学校にはキーボードのストックがあって、今回のオンライン授業では使わないから持って帰ってこなかっただけかもしれませんけどね。
(息子曰く学校でキーボード使ったことはないみたいです)

あと、家にWi-Fiのない生徒にはルーターを貸与するそうです。これは良いことですね。

どうやって視聴するの?

これまた気になったところでした。
結論、マイクロソフトTeamsでした。Teamsは私の会社でも使っています。

ではTeamsでどうするのかしら?と思ったのですが、基本的には半数の児童が登校している自分のクラスの授業を視聴するという仕組みです。

学校からの説明では、「現時点、オンラインの生徒からレスポンスしてもらうことは考えておらず、一方通行」とのことでした。

お互いシステムに慣れていないし、初めてのことだから。だそうです。
やむを得ないですよね。急に決まったことですし。

キーボードがないこともあり、チャットも使わず。マイクもミュートで、ということでした。

さて本番。どうなった?

さて本日本番。

つないでみると、教壇と黒板が映っています。どうやらPCを置いているみたいです。

学校からは「一方通行での視聴なのでミュートで」との話でしたが、息子の担任の先生は「全員ビデオオンにして顔出してね」とのことでした。

その時も「こういう形のマークだよ」といってビデオアイコンを黒板に書いて説明してくれています。

また、先生もPCを覗き込みながら、子供の名前を呼んで声をかけたりしてくれていました。
国語の授業では、朗読はオンラインの子に読ませたり、子供たちに問いかけるときも手を挙げさせて、オンラインの子中心に指してくれていました。

ここは正直、先生によって変わるのだろうと思います。
学校は最低限の条件として「一方通行」である、と連絡しているものの、先生方にやり方は任せているようです。

息子の担任の先生は私よりも年上なのですが、非常に前向きにこの状況に取り組んでくださっている、と感じました。

息子は「やっぱり学校に行くのがいいかな」とは言っていましたが、現時点「オンラインでしかできないこと」は無い状態なのでそれはやむをえません。

ただ、出来る限りオンラインの子にも参加している実感を持たせようとしてくださる先生には感謝です。

先生、親、子供全員で頑張ろう!

学校からも「急に決まったことなので何が起こるかわかりません」との話がありました。
きっといろいろなことが起こるでしょうし、戸惑う子供もいると思います。保護者の負担も大きいと思います。

しかし、事前に何の予行練習もしない中で、ぶっつけでもオンライン授業を始めてくれた学校には感謝しています。
こういう時には、不満を言うのではなく、改善することを提案しつつ、失敗を受け入れて前向きに進めることが大事なのだと思います。もちろん、困っていることや、辛いことを飲み込んだり、そういうことを言うのがいけない、というつもりではありません。

ただ、息子には「新しいことを始めるときは全員で頑張るものなんだよ」という話をしています。
完ぺきではないけど、新しいことにチャレンジする。それは先生だけではなく、子供、親全員でのことなのだと思います。
全員がオンラインでできるわけでもない、そんな中でそれぞれができることをしながらお互いを理解して対応していく。
自分を支えてくれる人が何をしてくれているのかを理解し、自分は今何ができるか?と考えるきっかけにはなるのかもしれないと思っています。

先生、頑張ってください!


追記
2週間後に通常授業に戻りましたが、オンライン期間を振り返りました。



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