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DX時代の事業企画に必要なPCのスペックはどのくらい?

昨今のDXの流れで、私の業務分野である事業計画立案、実績分析という業務範囲において、私の会社では基幹システムを刷新することとなりました。

私の会社は事業部制なので、私の所属している事業部以外にも10近い事業部がありますし、海外子会社もその倍々ゲーム状態で増えていきますので、かなりの会社数が導入対象となっています。

2年がかりのプロジェクトで、最近、そのソフトの選定が終わり、それを受けて、情報システム部を中心に各事業部から代表者を選んでタスクフォースを立ち上げました。

私は自分の所属する事業部代表としてそこに参画することとなりました。
これから長丁場ですが、段階を追って導入していくので、このnoteでも感じたことを共有していきたいと思います。

さて、今回選定したシステムはクラウドで動くもので、海外と本社をリアルタイムにつなぐことを一つの売りにしています。

このシステムを選定するにあたって、複数社をコンペし、そのハンズオンにも参加しましたが、他のシステムだとあくまでクラウドはデータベースとして活用するようなもので、作業はエクセルでダウンロードして行うものもありました。むしろそのエクセルへのエクスポートを売りにしているところもあるくらい。

事業計画業務というのはいかにデータ処理における属人的な要素を排除するかが鍵だと思っているので、データをエクスポートしてローカル環境で処理するのは全く仕事の役割が変わらず害でしかないとすら感じていました。

結果的にはそこは落選したのですが、今回選定したものは、データの蓄積、作業、共有、コミュニケーション全てがクラウド上の同じ空間で完結する、というものです。

さて本日の本題はここからです。

上述の通り、私はタスクフォースのメンバーとして、このシステム構築に携わっていきます。立場は事業部側なのでユーザーとしてのフィードバックが期待されており、私はこの仕事を通じて事業計画業務をどのように変えていくかを考えながら臨みます。

そうすると仕事の中身そのものの議論になるのですが、その周辺でも変化があるのではと思いました。

クラウドを前提とすると、インターネット経由で仕事をすることになるのですが、今はどうやっているかというと、会社のローカルサーバに格納されたフォルダ上で仕事をしています。

過去のエクセルデータやパワーポイント等はそこに行かないとありません。
そして今まさに作業しているものも保存先はローカルサーバですし、その処理はローカルサーバに保管されたアクセス処理します。このアクセスは会社の経理基幹システムに繋がっていて、そこからデータを吸い上げる仕組みです。

このようなことになると、二つの問題が出ます。

1.在宅がしにくい。

ローカルサーバに繋ぐため、在宅の時にはVPN経由でサーバに入って処理するのですが、そうするとアクセスが回らないという事例が非常に多い。

そのため、月初のような実績処理をするときや、年度計画立案のための生産計画作成時には全員出社、密になって仕事をしています

2.高スペックPCが必要。

私たちは事務屋なので、技術屋のようにCADを使うことはありません。技術屋には高スペックが必要なのは言わずもがなですが、私たち事務屋のPCまで重いデータを処理できるよう、そこそこのPCを購入せざるを得ません

事業計画は経費予算も管理しますから、先日のWindows7サポート切れの際にPCを一斉に入れ替える時は予算調整に苦労しました。(この話はまた別に記したいです)

クラウドで仕事するとそれって解決できる??

私はそこまで細かいスペックやITの技術には詳しくありません(使うのは大好き)ので、ここでそれに触れることはしませんが、クラウドで仕事をすると、上記の2点が解決できちゃうのでは?と期待しています。

在宅もしやすくなり、PCの予算も安く済む。PC自身がデータ処理をすることがなくなりますから、それで浮いた予算で軽量なPCや、ディスプレイの解像度に振ったものを買うこともできるかも。

一人一人はこういうことの方がDXの効果を実感できるのでは?と最近感じています。
やはり、使う側に変化を実感させることが大事。ユーザー目線の出口を意識しながら取り組んでいこうと思っています。

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