小説 空を見上げれば(上)36
こんばんは。小説家の藪田建治です。
今日は大阪に出て交流会に参加してきました。それぞれの悩みを打ち明けるような会でした。皆さんはどう過ごされましたか?
さて小説をアップします。
「バカヤロウ、何を弱気なこと言っているんだ。スタメンを張れないだ。甘ったれるのもいい加減にしろ。ここでスタメンを取り返せないようであれば、どのみちその先もないぞ。後輩の出来ないことで価値を見出せ。チームに足りないところを思いっきり突いていくんだ。そうすれば自ずとチームの中で、孝太の価値が上がっていく。やっぱりあいつがいると違うと思わせられる。」
「もうどうでも良いよ。どうせチームの誰も俺に期待してるやつなんていないんだ。俺が離れることがチームの為になる。もう放っておいてくれ。」
そう言うと孝太は話も聞かずに、足早に自室へと去って行った。
この小説とは関係ないですが、自信をつけるというのは難しいものですね。自信がないから、そのやらなくてはいけないことが出来ない。でもやらないと自信はつかない。
私も小説家として自信満々ですとは言えない。書いている割にはどういう評価をされるか全く分からない。ではなぜ書けたのか。書きたいと思ったから。やる前の話ですが、お前はまだ何もやっていない、やってあら物申せと思ったから。そう考えると自信もなにもあったものではなかったのかもしれない。
まずやる。大事なことですね。
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