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【noteで学ぶ腸内細菌25:『プロバイオティクス』生きて腸まで届けるにはいつ飲むのが良いのか?問題】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
私たちが普段から食べている、納豆やキムチ、ヨーグルトなどの『発酵食品』。
キノコなどの『菌食品』。
そして身体に良い影響をもたらす細菌をサプリメント化した『プロバイオティクス』。
これらは、腸まで届くことによって、身体に様々な恩恵をもたらしてくれることが解っています。
特にプロバイオティクスをはじめとする細菌は腸内を荒らす悪玉菌を抑制する働きがあるため、積極的に増やしていきたいところ。
ですが、細菌たちが腸に届くまでには大きな障害があります。
『胃酸』です。
食べたものは当然胃を経由して腸に届くので、身体に良い細菌たちも胃酸を乗り越えていかねばなりませんが、胃酸は硫酸と同等の強い酸性であり、胃酸に強い菌でない限りは胃酸によって死んでしまいます。
なので、いくらヨーグルトをどか食いしたところで、腸まで生きて届く細菌は激減してしまいます。
死んでしまった菌も、腸に既に定着している腸内細菌のごはんになるので決してムダではありませんが、本来なら生き残って腸まで辿り着いてほしいところです。
という事で、今回は『細菌が生きて腸まで辿り着くには?』
という事を調べてみました(o・ω・o)ぜひ参考にどうぞ。
■結論:食事中・直後がベスト
ラレマンド社という有名な酵母製品の会社がありまして、社内の研究施設において、人工の胃を作って、どのタイミングで菌を摂ると、生存率が上がるのか調べたそうなんですね。
その結果、最も細菌が生き残ったのは、
食事中にプロバイオティクスを摂る
だったそうです。
理由としては、食べた物で胃酸が薄まるから。
ですので、食事の直後、胃に物が残っている時でも同等の状態となります。
「胃酸が分泌されていない、食事の前の方が良い」
という説(アメリカのトップ健康番組で有名なオズ医師が提唱する説)もあるそうですが、実験の結果から見ると、食事中がベスト、ということになります。
『有胞子乳酸菌』のように、胃酸に強い菌なども、より生存率を上げるのであれば食事中に摂るのが良さそうです。
もしかすると、胃酸を中和する食べ合わせ、みたいな物がある可能性はありますが、今の所そんなアプローチのトピックは見当たりませんでした(o・ω・o)
「朝食はヨーグルトだけ」
という人も、ちょっと食べ合わせや食べるタイミングをずらしてみたりすると、ヨーグルトの健康効果を上げれるかもしれませんね。
という事で今回はここまで。
腸活のサポートアップ知識として活用していただければ。
それではまた~(o・ω・o)ノシ
【参考資料】
・研究開発に基づく、イノベーションによる前進/ラレマンドバイオテック株式会社
パレオな男のブログ
・乳酸菌LP28なら死んだ菌でもダイエットに効く!かもしれないぞ
・プロバイオティクスの効果を最大に引き出すための摂取タイミングはいつなのか?