【情報まとめ】劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンの聖地巡礼に必要な情報をまとめてみた
こんにちは(o・ω・o)オタクです。
ついに『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のBlu-rayが発売されました。
みなさんのお手元には円盤は届きましたか?
特典は何にしました?
カエルは京アニショップで購入するともらえる布ポスターが欲しかったので京アニショップで買いました。3枚! 全部京アニショップです!
……というオタクの自語は置いといて。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の世界で描かれた美しい様々な土地や国。
行 っ て み た い と 思 わ な い か ?
てことで今回は聖地巡礼について。
劇場版で描かれた『CH郵便社』『ユリスが入院していた病院』そして『エカルテ島』
そのモデル地となった、
※サン・パウ病院とフォレガンドロス島は公式の明言はありません。
が、フォレガンドロス島は確定と断じて問題はなさそうです。
ともかく、今回は聖地巡礼に実際に足を運ぶことを前提に、
①旅行経路・必要日数
②旅の予算
③押さえたい巡礼ポイント
これらを調べてみました(o・ω・o)
ちなみに『外伝』に登場した、ドイツ・コッヘムのライヒスブルク城は今回は調べていませんので悪しからず。
※京アニの制作チームとドイツのロケハンに同行した、希代(きたい)真理子さん:撮影コーディネーター/メディアプロダクション/翻訳のブログ引用
というワケで、先ずは皆様ご存知のCH郵便社のモデル地『京都文化博物館』から紹介。
エカルテ島のモデル地であるフォレガンドロスの聖地のみ見てみたい方は目次欄のフォレガンドロス島の聖地ピックアップにジャンプしてください。
■京都文化博物館
京都文化博物館に関しては有名地なのと、最寄り駅が京都駅なので細かい解説は不要ですね。
徒歩で約30分かかるものの、ほぼ直線なので迷う要素もありません。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの聖地巡礼としては、まずはじめに行くべき場所だと言えます。
建物の雰囲気がお洒落ですしね。
■サンタ・クレウ・イ・サン・パウ病院
スペイン・バルセロナにあるモダニズム建築の象徴的な建造物。
設計したのは、ルイス・ドメネク・イ・モンタネール。
世界遺産のサグラダ・ファミリアを設計したガウディの当時のライバルです。
①旅行経路・必要日数
まず、日本⇔バルセロナですが、現在直行便がありません。
【経路】
【必要日数】
日本からバルセロナまで乗り継ぎ含めて、片道14〜16時間が必要。
ということは、一泊して弾丸で観光して帰ったとして、最低3日は必要です。
バルセロナには『サグラダ・ファミリア』『カサ・ミラ』『カタルーニャ音楽堂』『ピカソ美術館』などの観光名所が多数存在します。
それぞれ入場料がかかりますし、広大ですので、バルセロナ観光を堪能するのであれば、最低でも1週間は必要だと容易に想像できます。
②旅の予算
大人一人でソロ巡礼すると仮定します。
③押さえたい巡礼ポイント
さて、メインの聖地巡礼ですが。
その前に。
先ず、サン・パウ病院に入場するにはチケットの購入・予約が必要。
入手手段は3つ。
□サン・パウ病院の公式予約サイト(英語)
□GET YOUR GIDEからオンライン予約(日本語)
□現地のチケットオフィスで購入
当日に現地館内オフィスでチケットが購入できます。
サグラダ・ファミリアはチケットが完売するそうですが、サン・パウ病院は完売することはないそうなので、当日に現地調達でも問題はなさそう。
□不安な方はコチラを参照すると◎
サン・パウ病院のチケット入手を徹底解説したブログがありました。
各サイト、現地調達でのチケット入手を詳しく説明してあります。ありがたい。
□見ておきたい巡礼ポイント
①病院入口の門
病院から出てきたヴァイオレットが門に隠れるリュカを見つけるシーン。
病院の正門が先ず巡礼ポイントになっています。
②ヴァイオレットが登った階段
赤ちゃんを抱っこした女性とすれ違うシーンでヴァイオレットが登っていた階段です。
ちなみにここはロビー奥のメイン階段だそうです。
装飾が美しく、天井にはステンドグラスがある。素敵。
③プリシマ分館
本編ではチラッと映るだけですが、上記の通り当時の建物がそのまま残っており、歴史的に貴重な建物。
本編でこのカットがあるのはサン・パウ病院の象徴的なものとして描いてあるからかも。
他には、ユリスが居た病室、ヴァイオレットが歩いていた研究棟?らしき通路、噴水、などなど、劇中に登場した場所を探してみたいです。
噴水に関してはサン・パウ病院の敷地内にそれらしき場所が見当たらないので、もしかしたらバルセロナ内の観光地からミックスされている可能性も無きにしもあらず。
グエル公園とか
カタルーニャ国立新美術館とか
無きにしもあらず(o・ω・o)
さて、サンタ・クレウ・イ・サン・パウ病院に関してはこんなところでしょうか。
見て回る所は無限にありそうなので、1週間でも全然足りなそうですね。
他の聖地巡礼も合わせて行うならば、1ヶ月以上は旅をする覚悟が必要かも。
■ギリシャ・フォレガンドロス島
さあ、本題でございます。
サン・パウ病院と違い、言うなればど田舎の孤島ですから、かなり難易度の高い聖地です。
いざ、見て参りましょう(o・ω・o)
①旅行経路・必要日数
当然ですが、日本⇒フォレガンドロスに直行便は存在しません。
フォレガンドロス島はギリシャのキクラデス諸島南部に属する島の一つですが、
ギリシャへの直行便すら存在しません。
フォレガンドロス島に行くためには、ギリシャのサントリーニ島に行く必要があります。
まずはそこからになります。
旅は長いです。
【経路】
先ずはサントリーニ島に到着。
しかし、
本番はこっからだ……!!!!
週に10便しかフェリーが出てない!!!!
船で最低1時間かかる!!!!!
エーゲ海に浮かぶ約200の有人島。その一部にはアテネから飛行機で向かうことができるようですが、フォレガンドロスには発着場がありません。
フェリーOnlyです。
さて、旅路の大変さは一旦置いておきまして、夢のある話をさせていただくと、
この経路で行けば、外伝と劇場版の聖地を網羅することも可能です(ツアーなどを活用することはできませんが)
旅に必要な日数は、おそらく約一月です。
【必要日数】
最低限必要な日数を紹介します。
日本からサントリーニまでの最短時間の経路は、成田⇒ウィーン⇒サントリーニの14時間30分の経路です。
サントリーニに着いてからフォレガンドロス島までは最短1時間。
フォレガンドロス島で一泊したとします。
この往復となりますので、最低でも4日が必要です。
フェリーの発着次第では5日になる可能があるので、大事を取るなら1週間が最低限必要だと思っていた方が安全です。
②旅の予算
つまり、✅日本からフォレガンドロス島までの往復予算は、25〜万円が必要です(宿泊費は含まれない)
オン・オフシーズンの話も重要です。
観光を楽しむオンシーズンは当然暖かい時期の4〜10月です。
ただし、7、8月は日差しが強い猛暑になるそうです(アテネの8月の平均最高気温は31.7℃、平均最低気温は22.8℃)
当然ですが、オンシーズンの旅費はさらにうわ振れます。
ではオフシーズンはと言うと、気温と別の問題が発生します。
11月〜3月は雨が多く、飛行機やフェリーなどの交通機関の便も減り、島へのアクセスが難しくなります。
くわえて、島が完全なオフシーズンになり、ホテルやレストランもクローズになることが多いため、島巡りで考える場合はオンシーズンの夏に行く必要があります。
(蛙・ω・)<まあ、個人的な意見で言うと、
という気持ちは強いですが。
と言うかどちらも味わいたいですよね。
なぜなら、天候が良く、夕暮れるフォレガンドロス島はこんなにも美しいから。
(蛙・ω・)<ヴァイオレットぉぉぉぉおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!
◇写真はフォレガンドロス島にある四ツ星ホテル
『Aria Boutique Hotel Folegandros』
せっかくフォレガンドロス島に行くなら、いくつか泊まって地中海料理もピンキリで堪能したいですよね。
◇すべてフォレガンドロス島にあるレストランの食事の写真
フォレガンドロス島そのものの魅力はこの辺りにして、いよいよ『聖地・フォレガンドロス島』の話をしましょう。
③押さえたい巡礼ポイント
フォレガンドロス島はエーゲ海南にある島。
総面積32.216 km2、人口760程度の小さい島です。
1207年にヴェネツィア商人のマルコ・サヌードに征服されて以降、オスマン帝国領となる1566年までヴェネツィアによる支配されていました。
19世紀にギリシャ領に。
そして20世紀までは政治犯の収容場所だった歴史があります。
収容の島、不毛の島と呼ばれていました。
幸福に心を閉ざした、ギルベルトを閉じ込める島だったワケですね。
◆フォレガンドロス島の聖地ピックアップ
□見ておきたい巡礼ポイント
①丘の上に佇む教会:パナギア
フォレガンドロス島の聖地代表。
劇中では郵便局として。
ヴァイオレットの決断の場所でした。
②フォレガンドロス島のビーチ
ヴァイオレットとギルベルトが再会したビーチ。
正直、特定は難しい。
フォレガンドロス島の船着き場からの位置関係で考えると、
1枚目の写真、『Vitsentzou Beach』だと思うのだけれど、風景的には2枚目の写真の『Vorina Beach』もすごく近い気がする。
この辺りだろうか……?
それにしてもフォレガンドロス島の海は美しい。
『Agali Beach』
特定班が断定するのが先か、聖地巡礼者が特定するのが先か……。
③Eva's Garden
一年前に中世古 香織様によって発見されたフォレガンドロス島に実在するレストラン。『エヴァズ ガーデン』
Eva's Garden
+30 2286 041110
実在します。
店内もすごく雰囲気よい。
料理も美味しそうで、
ストリートビューでは、パナギアも見える。
作品との関連性は強くないかもしれないけれど、絶対に行きたい。
④これがもしモデルの建物で、狙ったものだとしたら、本当にカエルは京都アニメーションが怖い
ギルベルトが住んでいた家に似ている。
と言うか、場所がほぼギルベルトの家
この質素な建物の名前はギリシャ語で、
□Παρεκκλήσι Τιμίου Σταυρού
となっているのですが、こちらの建物の名称、日本語に訳すと、
『ホーリークロスチャペル』
となっています。
チャペルとは、キリスト教の礼拝堂のこと。主に学校・病院などに付属した教会堂のことを指します。そして、
以下、Wikipediaより引用
フォレガンドロス島をGoogle Mapでウロウロしていて偶然見付けた丘の上にある小さな建物がこのチャペルだった。
さらに衝撃だったのが、このホーリークロスチャペルの以外の † の教会を示すマークの建物はすべて『教会』と表示されていました。
ホーリークロスチャペルは『チャペル』と表示されるのに。
教会が多く点在するフォレガンドロス島の他の建物はすべて『教会』として表示されていました。
これはもう、そういうことを京アニの制作チームが(石立監督が?)意図してモデルにしたのでは……?
いや、それはカエルのうがった見方かもしれません。個人的にそういうふうに考えておくだけにします。
京都アニメーションが、そんなとこ(Google Mapの表記)まで見て、この建物をモデルにしたとは限らないですしね……?
でももしそうだったのなら、
ギルベルトがずっと住んでいたあの質素な家は、ギルベルトにとっての礼拝堂であり、ヴァイオレットとギルベルトにとっては。
■あとがき
いやぁ、まさか、10/13のBlu-rayの発売日に、改めてこんな驚きを味わうとは思いませんでした。
今回の『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』聖地巡礼noteを書くにあたり、8ヶ月前から「フォレガンドロス島へ行くにはどうしたら良いのか?」「そもそもフォレガンドロス島はどこにあるのか?」「このご時世でも行けるのか?」などなど、地味に情報収集してきました。
今日、この日にnoteを投稿したかったからです。
正確な情報ではないかもしれません。情報が古いものもあると思います(フォレガンドロス島のホテルなどはGoogle Mapを利用して『今』の情報を調べなおしましたが)
このnoteがまた読んでくれた人の心を少し動かして、
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を。
『京都アニメーション』を。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデンに関わったすべての人たち』を。
「本当にスゴイわ」
と思って、またヴァイオレット・エヴァーガーデンを観てくれたら良いな。
って思います。
まとめてnoteに起こすのに、今回は7時間かかりました。
長くも短くもないかもしれませんが、この7時間が、京都アニメーションの凄さが伝わる一助になったら良いなぁ、と厄介オタクなカエルは思います。
それでは、また。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を堪能しましょう。
sincerely.
【参考にさせていただいた記事】
□サン・パウ病院
□フォレガンドロス島