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羽生善治と三井寿と冷めない情熱
高橋政史『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』を読んでいます。
なぜジョブズやイチローや石川遼をはじめとした一流の人たちは、フォーカスすることができるのでしょうか。
答えはひとつ。「冷めない情熱」があるからです。
将棋の羽生善治さんは、江戸時代の作品集にのっている200題の詰将棋に取り組みました。その200題を全部クリアするのにかけた時間は、6、7年だそうです。
「この難解な200題を何年もかけて解く情熱や熱意が僕にはある。この将棋への思いがあるからにはプロになれるはずだ」と確信したそうです。 (P.89)
いわゆる「好きなこと」を仕事にしている人たちも、毎日毎日、やりがいや喜び、情熱に打ち震えているわけではないでしょう。
YouTuberだって、スポーツ選手だって、会社の社長だって、どちらかというと地味で、単調な日々の方が多いはずです。
しかし、「好きなこと」を仕事にしている人、高い成果をあげている人の多くは、自分が向き合っている領域、課題、テーマに対する「情熱」をいくらか持っているはずです。
その情熱は、地味さ、単調さに、キツさに折れてしまいそうなときに、自分を奮い立たせてくれるはずです。
漫画『スラムダンク』に出てくる、あるセリフを思い出しました。
第30巻の山王戦で、体力の限界で腕も上がらないと言っていた三井が、流川から受け取ったパスをシュートしたときのセリフです。
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静かにしろい
この音が……オレを甦らせる
何度でもよ
三井は、シュートを打った後の、ボールがゴールネットを切る音が、自分を何度でも甦せると語っています。
地味で、単調で、しんどいことも多い日々の中で、こんな瞬間があるかどうか。自分を奮い立たせ、甦らせてくれるような、そんな瞬間を体験することができるかどうか。
そんな瞬間を、私たちは仕事の中で感じることができているでしょうか。仕事においても、三井にとっての”音"のような、そんな瞬間を見出したいものです。
羽生さんのように、情熱を注げる対象を見つけるか。
あるいは三井のように、特定の瞬間に病みつきになるか。
いずれにせよ、単なるお金稼ぎではなく、「冷めない情熱」をもって働けるような、そんな状態をつくっていきたいと思います。
↓今日書いたノート↓
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