(医)アトピー性皮膚炎は本人が思った以上に周りは気にしていない。
おはようございます。連休に入ると世間は実に平和だと感じませんか?皆様は心も体も健やかにお過ごしでしょうか?
今日は皮膚科のお話。子供の時からアレルギー性鼻炎やらアトピー性皮膚炎やら色々と持っていましたが、大人になるにつれ少しずつ落ち着いてきた私ですが、仕事が忙しくなったり寝不足が続いたり、歯の荒い髭剃りで剃ったりしたら非常に肌が荒れるのは相変わらずです。
アトピーの治療薬は昔はステロイドを塗るぐらいしかなかったのですが、今は色々と薬があって治療もしやすくなってきてますので重症と言われる人も治療頑張ってください。
今日はNEJMの論文から。著者は日本人。日本人の論文を英語で読むと言う滑稽さをいつも感じるのは私だけでしょうか?
nemolizumab((IL)-31受容体Aのヒト化モノクローナル抗体。投与方法は皮下注射。第II相試験でアトピー性皮膚炎の重症度を軽減)と外用薬の併用は、プラセボと外用薬の併用に比べそう痒が大幅に減少し、湿疹面積・重症度指数(EASI)スコアや皮膚科学的生活の質指数(DLQI)も良好とのこと。
有害事象としてほとんどが軽度~中等度であるが両群とも71%で発生した。重度の有害事象はnemolizumab群で3例(メニエール病、急性膵炎、アトピー性皮膚炎)に認められた。薬剤の投与中止の原因となった治療関連有害事象は、nemolizumab群の3例で4件(アトピー性皮膚炎、メニエール病/円形脱毛症、末梢性浮腫)があった。
16週時点である程度安全に治療できたと言う結果ですね。こうやって医療の未来は切り開かれていきます。ワクワクしますね。
でも一番大切なのは「自分が気にしているよりも周りは病気のことは気にしてない」と言うことですね。過度に気にしないことが一番の治療と思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。 お大事に。
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