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2023年に書いたnoteを振りかえりながらnoteへの想いを整理する
今の自分にとって、noteはどんな存在だろうか。
最近、そんなことを考える。
書き始めたころは、日記みたいなものだと思っていた。
自分が日常生活のなかで経験してきたことや、忙しない日々のなかで流されてしまいそうになるハテナを拾いあつめて、言葉にする場所。
たまに友達が読んでくれるくらいで、基本的には頭の片隅に浮かんでいる想いを忘れないように書きとめるために使うものだった。
その後、ふとしたきっかけから、徐々にnoteを読んでもらえる機会が増えていくと、noteは自身の備忘録としての日記から、宛先のない手紙みたいなものへと変わっていく。
自分が好きだと感じた本や音楽への想い。
自分が体験した何気ない日常の一コマ。
それを読んで、反応してくれる人がいる。ときには、手紙に返事するかのように、コメントをくれる方もいる。
特定の誰かに宛てたわけでないけれど、その手紙が誰かの手元に届いていることがとても嬉しくて、ひとつひとつの共感や感謝の言葉は、ずっとnoteを書きつづけるための原動力になっていた。
そして、今年はまた、noteへの想いが少しづつ変化しているなと感じている。
今の自分にとって、noteはどんな場所だろうか。
今回は、2023年に投稿したnoteを読みかえしながら、noteという不思議な場所についてゆる〜く振りかえってみようと思う。
めちゃくちゃがんばって書いていた1月
読みかえして思ったのが
1月だけ異様にがんばりすぎじゃないかということ。
今年、書いたnoteは38本あったのだけれど、そのうち10本は1月に書いたものだった。4分の1にのぼる記事が1ヶ月間で投稿されていた。
もはや「それ以外の月は何をしていたんだ」というセルフツッコミを入れてしまいそうになるが、実は去年の段階で、2023年は記事を書くハードルを下げて、ゆるくたくさん書きたいと宣言していた。
その言葉にしたがった結果が、この1月の全集中月間だったのだ。
特に、正月に書いていたnoteは文章からダラダラしているのが伝わってくる。シャキッとしてって言いたくなる。
本を読んで、感想を残して、誰かに伝えること
2023年もあいかわらず、読んだ本の感想をたくさん書いていた。
数少ない、習慣化できていることの一つ。
さらに、今年、書いたnoteでもっとも読まれたのは、好きな芸人さんのエッセイを紹介した記事だった。
個人的に、本の紹介記事を書くときは、ありきたりなタイトルにしたくないという、勝手でわがままな想いがある。
内容を端的に表すのなら「めちゃくちゃ面白い芸人のエッセイ4選」にした方がわかりやすいだろうし、実際、そのほうが記事を見つけてもらいやすいかもしれない。
でも、自分が彼らのエッセイを紹介したいと思ったのは、ただ面白くて好きになったからではなくて、芸人さんたちが選ぶ言葉の絶妙さ、鮮明なイメージが頭に浮かぶ比喩表現の巧みさについて、読んでいる人と気持ちを共有したかったから。
だから、これからも本を紹介するときは、できるだけ切り口を変えて、見たことのない角度から魅力を引きだせればいいなと思っている。
体験したことを言葉にする難しさと面白さ
また、今年は自分が体験したことを文章として記録する、レポート記事にチャレンジしていた。
音楽ライブのレポートや聖地巡礼などの紀行文は、これから仕事として書いていきたい分野なので、まずは自主的に書きはじめようと思ったのだ。
もちろん、自分が書きたいから書いている部分は大いにあるけれど、noteに書きのこした好きなものへの想いは、きっとこれから先、自分を助けてくれるはずだから。
ただ、実際に書いてみると
想像していたよりもずっと難しかった。
ただ体感したことをつらつらと書いていても、長いだけの文章になってしまうし、かといって、自分がその場所で感じた想いを詰め込みすぎると、読んでいる人がイメージしづらいレポート記事になってしまう。
試行錯誤しながら何度も書きなおした結果、しっかりと長くなってしまったのだけれど、読んだ人が体験してみたいとワクワクしてくれたならばとても嬉しい。
書くを仕事にするために踏みだした一歩
そして、今年、大きな転機となったのは、書くを仕事にするためにスクールで学ぶ決断をしたことだった。
今までnoteでしか書いていなかった文章。
実際に書くを仕事にして、なおかつ続けていくにはどうすれば良いのだろうと思っていたときに見つけたのが「Marble」だった。
Marbleへの想いは上記のnoteにこれでもかと詰め込んだので、ここでは割愛するけれど、新しくnoteにて立ち上げた『Epilogue→』というメディアをカタチにすることができたのは、Marbleのおかげだった。
書くを仕事にするために学ばなければいけないことはたくさんあるけれど、まずはその一歩を踏みだすきっかけとなった存在なので、これからも大切にしたい場所だなとしみじみ思っている。
今の自分にとってnoteとは
こうやって、2023年に書いたnoteを読みかえしていると、自分が今年歩んできた道のりは、ほとんどnoteで描くことができて驚いた。
好きなものへの想いが溢れそうになったとき、日常生活でハテナが生まれたとき、新しく興味を惹かれるものに出会ったとき、勇気を出して一歩を踏みだしたとき。
そんなふうに、感情が揺れうごいた瞬間
とっさに湧いてきた想いを書き残せる場所がnoteだった。
2023年に書いたnoteはどれも、あまりに自分らしかった。全部、読まれてしまうと少し恥ずかしくなるくらい、自分だった。
そして、そんな気恥ずかしい感情が生まれるということは、今の自分が書いているnoteは宛先不明の手紙ではなくて、読んでくれるだろう誰かの顔を想像してしまうものに変わったということなのかもしれない。
いうなれば、学生のときによく使っていた罫線が引かれたノート。裏表紙には自分の名前が、中身には今まで出会ったもの、学んだことが赤裸々に書かれている。
きれいに書けたときは友達に見せるけど
乱雑に書かれたページは見せたくなかったあのノート。
でも、これからポートフォリオを作って、書く仕事に活用していきたいと思ったとき、自分の好きなものが余すことなく綴じられたnoteは、とても頼りがいのある存在になるんだろうなと、ちょっと期待している。
最後に
来年は、自分で立ち上げたメディアを運営したり、書く仕事にチャレンジしたりと、たくさんのやりたいことで溢れている。
それでも、このnoteはいい意味で変わらずに、自分の好きなもの、感じた疑問を言葉にして、ゆるりと綴っていければ良いなと思う。
現実に存在するノートは書きつづけるには限りがあって、新しいものを買わないといけないけれど、noteには一生書きつづけることができるから。
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この記事はMarbleコミュニティの企画#マーブルアドベントカレンダーに参加して書いたものです。自分の他にも、たくさんの人の記事が投稿されているので、ぜひ覗いてみてください!
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