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夏の終わりに『chelmico』のポッドキャストを聴きあさる
夏の終わり、気持ちを上げるために聴いているポッドキャストがある。
それが『chelmicoのオールナイトニッポンPODCAST』。
RachelとMamiko(敬称略)の二人からなる日本人ラップデュオ『chelmico』の軽快なトークが炸裂する、30分のラジオ番組。
ついつい聴いてしまうのには訳があって。
なんといっても、パーソナリティの2人がずっと楽しそうに、ずっとポジティブに、全てをさらけ出して会話をしているのだ。
どちらがボケともツッコミとも言えない、なんなら二人とも悪ノリしているときさえあるほど、赤裸々に語られる近況やエピソードは声に出して笑ってしまうこともしばしば。
枠としては「ミュージシャン」にあたるのかもしれないが、トークを聴いていると、もはや「お笑い」のカテゴリに分類されていてもまったく違和感がないほどの掛けあいが繰り広げられている。(実際、sportfyでは「お笑い・音楽」にカテゴライズされていて、番組内でも物議をかもしていた。)
そもそも、トークのスピード感がミュージシャン同士の会話とは思えない。
1つの話題で異様なほどの盛り上がりをみせて、会話がまったく途切れずに進んでいく。と、思いきや、Rachelが瞬間的に差しこむ言葉のインパクトの凄まじさに笑ってしまう。「間」がもはや芸人の境地。
そして、それだけのマシンガントークにもかかわらず、言葉が被ることなく絶妙な掛けあいになっているところが、ラップデュオの真骨頂と10周年を迎えた熟練の仲を感じさせる。
あと、話題のバリエーションが豊かで、流し聴きしていてもぜんぜん飽きないところもお気に入りポイント。二日酔いに効く食べ物とか、空港のお土産屋で買っちゃうものとか、ついつい気になって耳を傾けてしまう。
とりあえず、二日酔いに効くと太鼓判を押されていた奄美大島の名物「鶏飯」は調べたらあまりにも美味しそうだったので、家で必ず再現すると心に決めている。
あと、個人的な話だと『chelmico』の二人はどちらも同世代なので、ときおり話に出てくる懐かしい言葉や社会現象に過去の記憶が刺激されっぱなしだった。森ガールなんて久しぶりに聞いたし。
また、番組内のコーナーである「エンジン」や「成功者」の潔いほどの無法地帯っぷりには、パーソナリティの二人も笑いながら苦言を呈していたけれど、そのフリーダム具合は割と好きだった。
この番組の存続はスポンサーである『ヤマハ発動機』にかかっているといっても過言ではないのだけれど、ぜひともコラボコーナーである「エンジン」の法整備については見て見ぬふりをして欲しいなと密かに思っている。
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結局、現在まで配信されているエピソードはすべて聴きあさってしまった。
馬鹿みたいに元気になれるポッドキャストなので
気持ちを上げたい人はぜひ聴いてみてね。