<続・色について>
染料をなるべく身近な植物から得るようにしているのは、採取によるその植物や周りの循環に与える影響を自分の目で確かめたいのと、その植物の生き様をきちんと観察し布に織り込みたいのと、限られた色の中での表現の多様性、可能性を追求したいのと、色落ちや色褪せ具合、採取時期による色の違いなど機能面においても検証を重ねたいのと、そうした諸々の理由があるからです。
しかし写真下の紫は「ラックダイ」または「紫鉱」などと呼ばれる染料で市販のもの。本当に久しぶり、数年ぶりに市販の染料を使って昨年染めた。
身近な植物では絶対に出ない色綺麗だなぁ。 因みに上の黄色は庭のフジ。
どちらも銅媒染。