「才能のもったいない」は少し待ってあげよう。
若い頃、人よりちょっと上手く出来ると、それを活かさないのはもったいないと他人から言われる度に、その言葉に、つい反抗していた。
もったいないかどうかを決めるのは自分だし、それをとやかく言われたくないと。あなたが言うほどたいした能力じゃないし、努力したところでいけるとこは知れてるし。もったいないという言葉は自分を否定されてる気持ちにもなった。
そして、その人の期待を裏切っているような、悲しく、残念な気持ちにもなるのだ。
今思えば、とんでもなく図々しい思考をしていたと思う。もったいないと言ってくれた人は、なにも、超一流になれと言っているわけでも、なれると言っているわけでもない。もちろん、否定してもいないし、すごい期待してるわけでもない。
ちょっとした可能性を教えてくれているのだ。もしかしたら、あなたが輝ける何かがあるかも知れないと。
だから、若い子の才能を見つけたとき、そこに本人が興味がないとき、「いつか、心が少しでも動いたら挑戦してみてね。」と言うことにしている。そして、今頑張ってることを応援する。
心の中で、その才能が何かのかたちで花開くことを楽しみにしながら。
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