2022/11/11 極私的日記shorts 東急ハンズ池袋の思い出と終焉
東急ハンズ池袋の思い出と終焉
その昔雑貨、生活雑貨というのが、今よりずっと日陰者で、
全盛期の家電屋さんの陰に隠れて、ひっそりと小さな店でインテリア程度に売られていた時代、東急ハンズは画期的だった。
なんといっても1階から6階まで雑貨、家電店にはないがちょっとした住宅や、日常品の修繕、そしてワンフロアいっぱいの文具。画期的だった。
街の小さな文房具屋に行く必要は少しもなくなったし、見たことのない文具とバリエーション豊富の品数、アイディアグッズ、一つのビルで完結するという幸せ。
当時の「ありませんとは言わない店」というポリシーが店員に徹底されていて、
店員さんと一緒にレアものを探して特別注文したものだ。
システム手帳ブームを凄くて最盛期フロアの四分の一位がシステム手帳コーナーで飛ぶように売れていった。
ネット、スマホがない時代、手元のデータをまとめるのはシステム手帳しかなかったのだ。
ブランドのファイロファックスは数万円、後発のシステム手帳も2-3万円 まさに当時のスマホだった。
そんな時代が過ぎ
街の文房具店がどんどん閉店していき、高校の先生が文化祭で使うものを東急ハンズで購入禁止にしたり(パーティグッズがおそらく想定)とういう謎ルール(ただの営業妨害)ができたり。
それと同時に街に増殖していった百均店。。。
雑貨それ自体の夢や憧れも縮小していった気がする。
(ネット初期の)ネットでの買い物が怪しかった時代を経て自分に合った雑貨はネットで買うのが普通になってきた。
何しろ東急ハンズは定価販売で高い(ハンズメッセ除く)ネットで安く売ってたらそれを買ってしまうのは仕方ない。
当初圧倒された品数もネットにかなうわけもなく、人影も減ってきたように見えた。コロナで追い打ちがかかりあれだけ人があふれていた池袋東急ハンズが閑散としていた。
それでも手にしないと分からない’手帳コーナー’には年末、年度末は必ずいって、多種多様な手帳を手に取れるのは魅力だった。閉店していなかったら、今年もまた通っていたころであろう。。
文具は百均、小回りの利く家具はニトリ、おもしろ雑貨はネット珍しい文具もネットでは、
東急ハンズ池袋の生き残るすべはなかった。。のか?
今でも都心の店でシリコンチューブをセンチで買えるとか’手作業’’住居手修繕’グッズが充実している店はまだ見つからない、、