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本を介して、対話をすること、同じ空間に居ること【インタビューラジオ#6】

これまでの人生のなかで出会った1名の方をゲストにお招きするインタビューラジオ「待ちあわせはインタビューで」の第6弾を公開しました。今回のゲストは、横浜で本屋と図書室の電燈を運営するせなさんです。

会社に勤めながら、本屋をはじめた

せなさんとの初めてのやりとりは今からちょうど3年前くらいのこと。

当時、僕は自作のインタビュー集をつくったばかりで、自身のオンラインショップや(慈悲の心で)置いてくださったリアル書店等で販売しておりました。

そんななか、元同僚が運営する本屋で、偶然僕のつくったインタビュー集を見つけてくださったせなさんが、せなさんの営む「電燈」という名のオンライン上の本屋でそのインタビュー集を扱ってもよいか、とメールで問い合わせしてくださったのです(ちなみに、せなさんもその1ヶ月前に電燈を立ち上げたタイミングでした)。

▼当時の様子をnoteに書いてました(3年前)

とてもとてもうれしかったのを覚えています。
それはもう本当に。

そもそも、自分でつくった本を、お店で販売したいと言ってもらえることそのものがうれしいのです(これは、自分でつくるという体験をして初めて知りました)。

それに加えて、せなさんの書くメールの文章が丁寧で誠実で、こういう方に大切に扱ってもらえると思うと、うれしさは倍増しました。

「読んだひとにとって、その一日がちょっぴりよいものに」

そういう本を置きたいとメールには書いてあり、自分のインタビュー集が本当にそうなったらよいなぁ、と送り出したのを覚えています。

それから3年の月日が流れました。ある日、あのときの数通のメールのやりとりをふと思い出しました。

本を真ん中において、言葉をやりとりする

電燈を検索すると、いまは実店舗でも本屋兼図書室を運営されており、3年の月日は流れてなお「本」と関係しながら続けて(むしろ、進化させて)らっしゃることに、尊敬の念と「お話してみたいな~」という無邪気な願望が自分のなかにむくむくと湧いてきました。

そこで、インタビューラジオのゲストに来ていただけないか、とご連絡をして、(3年前はメールのみのやりとりだったので)初めてお話をうかがう機会をいただきました。

ラジオ本編では、
●どうして、本屋を始めたのか?
●本屋として健やかな営みとは?
●本屋の何が好きなのか?
など、いろんなお話をお聴きしました。

とてもうれしい時間でした。電燈と関わるとき、僕はいつもうれしい気持ちになります。それも、なんだかとてもうれしいと思います。

本編でも少し触れますが、僕は、本の中身そのものの話をするのも好きですし、間に「本」があり、それを介して人と人が言葉をやりとりすることそのものも好きです(だから、本屋が好きなのかもしれません)。今回は、3年前に自分がつくったインタビュー集がつくってくれた時間のようにも思えました。なんだか不思議な気持ちになりました。

「本の趣味が合わなくても、同じ空間にいてそれぞれが安心していられること。なんとなく一緒に生きている感じ、がたぶんやりたいことで……それでいうと、本を売りたいのかどうかは正直分かっていないです」

とラジオ後半でせなさんがぽろっとおっしゃっていたこと。収録からしばらく経ったいまも心に残っています。どんなかたちであれ、せなさんの活動を応援したいし、まずはお店に遊びにいこう、と思います。ぜひ第6回聴いてみてください。

※インタビューラジオの過去回はコチラ

24/10/28


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